Minecraft(マインクラフト、通称マイクラ)は、すべてがブロックでできた世界を自由に冒険できる箱庭型ゲームです。ゲームの中の世界を自由に探索したり、自分の家や城を建てたり、モンスターと戦ったりできる、子供から大人まで幅広い世代に大人気のゲームです。
マイクラは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。
少し前ですが、マイクラを使って友達と共同で東京ディズニーリゾートを再現!というニュースが話題になりましたよね。(写真と見間違いますね。。)
【参考】東京ディズニーリゾートをマイクラで忠実に再現「一瞬写真かと」「家族で行った思い出よみがえる」と感動呼ぶ
離れた友達や家族と一緒に秘密基地を作ったり冒険に出かけながら友達や家族との絆を深めていきたいですね!
そこで今回は、「マイクラJava版で離れた友達とマルチプレイするやり方」について解説していきたいと思います。
関連記事『マイクラ統合版』でのマルチプレイのやり方は次の記事をご覧くださいね。 つづきを見る
【マイクラ統合版】マルチプレイするやり方をやさしく解説!
マイクラJava版でマルチプレイするやり方は?


『マイクラ』には大きく分けて“JAVA版”と“統合版”の2種類が存在します。今回説明するJava版は正式には「Minecraft Java Edition」と言い、WindowsやMacなどのパソコンでプレイできるエディションとなります。
最新のワールドやスキンを無料でネットから入手できたり、MODによる機能拡張(例:グラフィックを向上させる、新しい敵や乗り物を登場させる)ができたり、マイクラをとことん遊びつくしたい人におすすめのエディションとなります。
お待たせしました。それでは本題の「マイクラJava版で離れた友達とマルチプレイするやり方」について説明していきます。
まずは大前提として、マイクラJava版で離れた友達とマルチプレイで遊ぶためにはサーバーが必要になります。そのサーバーを介してマイクラのワールドを共有するイメージですね。
そのサーバーを用意するには次の3通りのやり方があります。
- やり方①:レンタルサーバーを利用する
- やり方②:自前でサーバーを建てる
- やり方③:Realms(レルムズ)サーバーを利用する
それではどのやり方を選べばいいのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットについて説明していきます。
やり方①:レンタルサーバーを利用する


上の図のように、Aさんが契約したレンタルサーバー上の環境にBさんやCさんを招待してマルチプレイするやり方になります。
メリット
- 常時オンラインなので、友達はいつでも遊ぶことができる。
- ゲーム専用のレンタルサーバーであれば動作も安定していて快適に遊べる。
- 設定の自由度が高い
- サーバー側のカスタマイズ(MOD導入、各種設定)ができる
- 大人数でもマルチプレイできる
- 電気代やサーバーの消耗の心配がない
デメリット
- 自分でサーバーを建てる必要がある。(ただし、マイクラJava版用のテンプレートを用意されていればパソコンに不慣れな方でも簡単に構築可能)
- 利用料金がかかる(但しレンタルサーバーを契約者したAさんのみです)
- サーバーの保守が必要(ただし、管理ツールが用意されているため簡単です)
参考:レンタルサーバーの利用料金について
例えば、次の表のようにメモリサイズ毎にプランが用意されており、サーバースペック(メモリ、CPU、SSD)を上げると利用料金も高くなります。


『どちらも初心者の方でも使いやすいように考慮されており、ゲームサーバーの性能としても申し分ありません!』
その上で、
- 時間単位での課金ができ、気軽に始めたいなら「ConoHa for Game」
- サーバー性能や動作の安定性をより追求するなら「XServer VPS for Game」
といった選び方があるかなと考えています。
関連記事ConoHa for GAMEを使ったやり方は、こちらの記事になります。 つづきを見る
【マイクラJava版】マルチプレイサーバーをConoHa for GAMEで立てる手順を解説!
関連記事XServer VPS for Gameを使ったやり方は、こちらの記事になります。 つづきを見る
【マイクラJava版】マルチプレイサーバーを XServer VPS for Game で立てる手順を解説!


やり方②:自前でサーバーを建てる


上の図で説明しますと、Aさん(ホスト)が自宅のパソコンに建てた自前サーバーにBさんやCさんを招待してマルチプレイするやり方になります。
メリット
- 利用料金がかからない(ただし、サーバーとなるパソコンを持っていない場合はその購入費用や、サーバーの電気代などがかかります。)
- 設定の自由度が高い
- サーバー側にMOD導入できる
デメリット
- 自分でサーバーを建てる必要がある。(パソコンに自信のある方むけ。特に自分のサーバーに友達からアクセスしてもらうためのネットワーク設定(ポート開放など)などは高度なスキルが必要)
- サーバーを起動していない時は友達は遊べない。
- サーバーのスペックが高くないと動作が不安定となる(ラグ(遅延)などが発生)
- 大人数でのマルチプレイは難しい(相当スペックの高いパソコンやネットワーク環境が必要)
- 電気代がかかる
- マシンの消耗が激しい
- サーバーの保守が必要(セキュリティ対策なども自分で実施する必要がある。)


やり方③:Realmsサーバーを利用する


ここでRealms(レルムズ)サーバーとは、マインクラフト製作会社MOJANGが運営している公式のマルチプレイサーバーとなります。
上の図で説明しますと、Aさんが契約したRealmsサーバーにBさんやCさんを招待してマルチプレイするやり方になります。
メリット
- 自分でサーバーを建てたり、面倒なサーバー設定をする必要なし。
- 常時オンラインなので、友達はいつでも遊ぶことができる。
- 動作も比較的安定(ラグ(遅延)などが少ない)
デメリット
- 利用料金がかかる(904円/月)
- 設定の自由度が低い
- サーバー側のカスタマイズ(MOD導入、各種設定)できない
- 最大10人までしかマルチプレイできない


3つのやり方の比較
説明させてもらいました3つのやり方を「利用料金」「サーバー構築の難易度」「プレイできる時間」「プレイできる人数」「プレイの快適さ」「カスタマイズ」「サーバー保守」の軸で比較しました表が次になります。
①レンタルサーバー | ②自前サーバー | ③Realmsサーバー | |
利用料金 | △ 有料 | 〇 無料 | 〇 ¥904円/月 |
サーバー構築の難易度 | △~〇 ゲームテンプレートがあり簡単に構築可能 | × サーバー構築、ネットワーク設定などパソコンに自信がないと難しい。 | 〇 サーバー構築不要 |
プレイできる時間 | 〇 いつでも可能(常時オンライン) | △ 事前にホスト側がサーバーを立ち上げておく必要がある | 〇 いつでも可能(常時オンライン) |
プレイできる人数 | 〇 一番安いプランで4人くらい(但し、11人以上のプランもある) | ×~△ 大人数でのプレイのためには、スペックの高いパソコンや高速なネットワーク環境が必要 | 〇 最大10人 |
プレイの快適さ | 〇 安定動作 | ×~△ 安定動作のためには、スペックの高いパソコンや高速なネットワーク環境が必要 | △~〇 比較的安定動作 |
カスタマイズ(設定の自由度、MOD導入) | 〇 | 〇 | × |
サーバー保守(セキュリティ対策など) | △ 多少必要 | × 必要 | 〇 不要 |
まとめると、次のような感じになります!
- 「利用料金が多少かかってもいい!最大4人くらい友達を呼ぶ予定!快適に遊びたいしカスタマイズにも興味あり!」 ⇒ ①レンタルサーバー
- 「パソコンに自信があり!サーバーの設定や運用に時間がかかっても良い!とにかく安く遊びたい!」 ⇒ ③自前サーバー
- 「利用料金が多少かかってもいい!最大10人くらい友達を呼ぶ予定!とにかくすぐに遊びたい!」 ⇒ ③Realmsサーバー


マルチプレイにおすすめのレンタルサーバーは?
いきなり結論ですが、おすすめは「ConoHa for GAME」と「XServer VPS for Game」となります。
正直どちらのサーバーを使っても十分マルチプレイを楽しめますが少し特徴に違いがありますので表としてまとめました。
さすがにゲームサーバーとして2トップに君臨している2社だけあって肉薄していますね。
ConoHa for GAME | XServer VPS for Game | |
サーバースペック | 〇~△(※) | 〇(※) |
ディスク容量 | 〇(100GB) | 〇(100GB) |
月額利用料金 | 〇(3,951円/月) | 〇(3,600円/月) |
課金形態 | 〇(月単位課金、時間単位課金) | △(月単位課金のみ) |
簡単セットアップ | 〇(ゲームテンプレートあり) | 〇(ゲームテンプレートあり) |
コントロールパネル | △ | 〇 |
バックアップ・復元 | 〇 | 〇 |
(※)CPU速度・ストレージ速度・ネットワーク速度を元に判断。詳細はこの後ろにある「【参考】ツートップレンタルサーバーのサーバースペック比較」を参考にして下さい。
表をもとに、ConoHa for GAME のメリット・デメリットを整理すると次のようになります。
■メリット
- XServerには少し劣るがサーバースペックが高く、ゲームサーバーの構築に適している。
- 時間単位での課金ができ、気軽に始めることができる。仮に挫折したとしても利用した時間分だけ支払いすれば良い。
- キャンペーンセールが非常に多い(75%オフなど)
■デメリット
- コントロールパネルの動作が遅く、使い勝手が悪い。
関連記事ConoHa for GAME を使ったやり方は、こちらの記事をご覧くださいね。 つづきを見る
【マイクラJava版】マルチプレイサーバーをConoHa for GAMEで立てる手順を解説!
続いて、XServer VPS for Game のメリット・デメリットを整理すると次のようになります。
■メリット
- サーバースペックが非常に高く、ゲームサーバーの構築に適している。
- コントロールパネルなどもユーザーフレンドリーで使いやすい。
■デメリット
- 月単位での課金しかできず、一度契約したら月中に途中解約しても返金されない。
関連記事XServer VPS for Game を使ったやり方は、こちらの記事をご覧くださいね。 つづきを見る
【マイクラJava版】マルチプレイサーバーを XServer VPS for Game で立てる手順を解説!
以上を踏まえて、
どちらも初心者の方でも使いやすいように考慮されており、ゲームサーバーの性能としても申し分ありません!
その上で、
- 時間単位での課金ができ、気軽に始めたいなら「ConoHa for Game」
- サーバー性能や動作の安定性をより追求するなら「XServer VPS for Game」
といった選び方があるかなと考えています。
【参考】ツートップレンタルサーバーのサーバースペック比較
本ブログおすすめの「ConoHa for GAME」と「XServer VPS for Game」のサーバースペック(CPU、ストレージ、ネットワーク)を比較すると次のようになりました。(2025年1月初旬に実施)
ConoHa for GAME | XServer VPS for Game | ||
CPU | シングルコア | 1767.0 | 1076.3 |
マルチコア | 7325.2 | 5049.4 | |
ストレージ | (Read) IOPS | 44.0k | 98.9k |
(Read) スループット | 172MiB/s (180MB/s) | 386MiB/s (408MB/s) | |
(Read) 平均レイテンシ | 1452.67 (usec) | 645.29 (usec) | |
(Write) IOPS | 40.9k | 84.2k | |
(Write) スループット | 160MiB/s (168MB/s) | 329MiB/s (345MB/s) | |
(Write) 平均レイテンシ | 1562.35 (usec) | 758.00 (usec) | |
ネットワーク | ダウンロード速度 | 101.72 (Mbit/s) | 403.89 (Mbit/s) |
アップロード速度 | 108.73 Mbit/s | 108.86 (Mbit/s) |
まずはCPU性能の比較です。高性能なCPUではサクサク動作(高いフレームレートを実現)、複雑な動きや複数のプレイヤー接続でも高速で安定した動作を実現できます。
今回CPU性能の比較は「UnixBench」を用いて測定しました。UnixBenchの数値(スコア)は大きければパフォーマンスが良いことになりますが、(ハイレベルな戦いではありますが)シングルコア、マルチコアとも「ConoHa for GAME」に軍配が上がりました。
採用しているCPU種類は?
XServer VPS for Gameは「AMD EPYC-Milan」を、ConoHa for GAMEでは「Intel Xeon Processor (Icelake)」を使っており、どちらも新技術のハイスペックなCPUを採用しているようです。
続いてストレージ性能の比較です。ツールは「FIO」を用いて測定しました。XServer VPS for Gameは「NVMe SSD」を、ConoHa for GAMEでは「SSD」を採用しており、処理速度の高いディスクを採用している「XServer VPS for Game」のほうが読み込み(Read)・書き込み(Write)ともに2倍ほど速い結果となりました。
用語解説
- 【IOPS】1秒間に読み書きできる回数のこと。この数値が大きいほど良い。
- 【スループット】1秒間に読み書きできるデータ量のこと。この数値が大きいほど良い。
- 【平均レイテンシ】読み書きコマンドを発行してから応答を受け取るまでにかかった時間のこと。この数値が短いほど良い。
最後にネットワーク性能の比較です。ネットワーク性能はマルチプレイにとって特に重要なものになります。いくら他の項目がハイスペックでも、肝心のデータの送受信が遅ければゲーム画面がリアルタイムに更新されずマルチプレイできません。
ネットワーク性能の比較は「Speedtest CLI」を用いて測定しました。ConoHa for GAMEではダウンロード速度、アップロード速度ともに約100Mbpsであるのに対し、XServer VPS for Gameではダウンロード速度が約400Mbps、アップロード速度が約100Mbpsとなり、ダウンロード速度が爆速な「XServer VPS for Game」に軍配が上がりました。
ということで、2サーバーのサーバースペック比較は以上ですが、今後2サーバーとも進化していくと思いますので引き続きウォッチしていきたいと思います!
【おまけ】友達や家族とのマイクラ・マルチプレイの楽しみ方!


①サバイバル拠点の建築
アイテムを保管したり、家畜や畑を育てたり、安全に夜を過ごしたりするためにはサバイバル拠点が必要になります。友達や家族との活動の拠点として、お互いが集めたアイテムや食料を置いておいたり、待ち合わせや迷った時の集合場所として大いに役立ちます。
②冒険
マイクラの世界には、雪山から海底神殿まで、探索したくなるような地域や建造物がたくさん存在しています。友達や家族と一緒に冒険することで、たとえ薄暗い洞窟であっても心強いですし、同じ世界を見るにしてもより一層感動を味わえたりもします。
③採掘
マイクラの世界には鉄、金、ダイヤモンド、エメラルド、レッドストーンなどの様々な種類の鉱石が存在し、これらを材料に武器や防具、道具を作ることができます。レアな鉱石は見つけるのに苦労しますが、友達や家族と協力すれば早めに目的の鉱石を集めることができます。また、どちらかが忙しいときは「〇〇鉱石見つけておいて!」とお願いすることもできますね。
④こだわりの制作
友達や家族と、面白いモノづくりにとことんチャレンジする、というのもありですね。例えば、レッドストーンという鉱石を動力として使い、自動ドア開閉システムや小麦自動収穫システムなどの自動化装置を作ることができます。お子さまと楽しみながら電気回路の仕組みやプログラミングの基礎を学ぶことができますね。
⑤ボスモンスターとの戦い
マイクラには数多くのモンスターたちが存在しますが、その中でも特に手強いのはボスモンスターです。一人だと太刀打ちできないボスモンスターでも友達や家族と作戦を立てて協力すれば討伐できるかもしれません。一緒に戦って強敵を倒すことで深い絆も生まれてくることでしょう。
マイクラには無限の遊び方がありますが、マルチプレイすることでより一層楽しむことができます。一緒にプレイする友達や家族と話し合いながら目標を決めてチャレンジしてみてください!!
以上で今回の記事は終了となります。長くなりましたら最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
まとめ
今回は「マイクラJava版で離れた友達とマルチプレイするためのやり方」を次の順に説明させてもらいました。
今回紹介しました3つのやり方の特徴をまとめますと、
- 【レンタルサーバー】サーバーの利用料金が多少かかるが、サーバーを簡単に構築でき、複数人で快適にマルチプレイできる。しかも
- 、マイクラの醍醐味であるMODで遊ぶことも可能。
- 【自前サーバー】サーバーを構築するために高度なスキルが必要な上、サーバーのスペックが低かったり自宅のネットワーク環境が悪い場合は安定してプレイできない。利用料金がかからないのが大きなメリット。(もちろん、電気代やPC代はかかってしまいますが。)
- 【Realmsサーバー】サーバーの利用料金が多少かかるが、サーバーを簡単に構築でき、複数人でもそこそこ快適にマルチプレイできる。マイクラのMODで遊ぶことができないのがレンタルサーバーとの大きな違い。
となります。


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