Minecraft(通称マイクラ)は、すべてがブロックでできた世界を自由に冒険できる箱庭型ゲームです。ゲームの中の世界を自由に探索したり、自分の家や城を建てたり、モンスターと戦ったりできる、子供から大人まで幅広い世代に大人気のゲームです。
マイクラは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。
その際、せっかく『マインクラフトJava版』で友達と遊ぶなら、その最大の特徴であるMOD(拡張機能)を使って遊ばない手はないですよねぇ~。
ということで、今回は管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPSにサーバーMODを導入して遊ぶための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
MODは大人気MODの一つである 黄昏の森(The Twilight Forest)を選びました。「黄昏の森」では、延々と続く不思議な森と、標準のワールドでは登場しないような植物や動物、ボスモンスターなど魅力たっぷりのオリジナルワールドが待ち受けていますよ。

ConoHaサーバーのアカウントを作成する

まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」にてアカウント作成を開始します。

次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)

❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。

まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁の認証コードが携帯電話に届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。

ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ちょっと補足
・ConoHaチャージとは、事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金(チャージ)する支払い方法。
・ConoHaカードとは、ConoHaショップやAmazonで購入したプリペイドカードをConoHa管理画面で登録する支払い方法。
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。

❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する

ConoHaのコントロールパネルにログインし、「VPS」タブを選び、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択します。
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、リージョンを「東京」、サービスを「VPS」、プランを「2GBプラン(こちらがおすすめとなります)」、イメージタイプを「CentOS8.2(64bit)」を選びます。
そして、rootパスワードを入力して、右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
メモ
ここで決めたrootパスワードは、サーバーへのログイン時などに使用しますので忘れず覚えておきましょう。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。

ConoHaサーバーにサーバーMODを導入する

- Minecraft Forge(Minecraft用のMOD管理ソフト)
- The Twilight Forest(黄昏の森)

『Tera Term』を使ってサーバーに接続していきますので、お持ちでない方はこちらのサイトから無料でダウンロードできますのでインストールしてください。
まずはTera Termを起動し、先ほどメモしました『IPアドレス』を次の画面のホスト欄に入力し、「OKボタン」をクリックします。
次のような画面が表示されますので、ユーザー名欄に「root」、パスフレーズ欄に先ほど決めた「rootパスワード」を入力後、「OKボタン」をクリックします。
無事サーバーに接続(ログイン)できると次のような画面になります。「#(シャープ)」の後にコマンド(命令)を入力して、サーバーを設定していくことになります。


まずは、Minecraft用のディレクトリを作成します。次のコマンド(コピペできますよ)をTera Term画面で入力してEnterボタンを押してください。
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# mkdir -p /usr/local/games/minecraft |
次に、Minecraftを動作させるために必要となる「OpenJDK」を導入します。同様に、次のコマンドを入力してEnterボタンを押してください。(※途中で「Is this ok [y/N]:」と聞かれたら、yを入力してEnterボタンを押してください。)
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# yum install java-1.8.0-openjdk |
これで、「Complate!」と表示されれば導入完了となります。
それでは次に、2つのサーバーMODを導入していきます。
Minecraft Forgeの導入

まずは、先ほど作成したディレクトリまで下記コマンドで移動しまして、
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# cd /usr/local/games/minecraft |
次はMinecraft Forgeのインストーラーをダウンロードします。(今回は、安定して「黄昏の森」が動作すると言われているバージョン1.12.2を選びました。)
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# wget https://files.minecraftforge.net/maven/net/minecraftforge/forge/1.12.2-14.23.5.2854/forge-1.12.2-14.23.5.2854-installer.jar |
そして、ダウンロードしたインストーラーを実行しインストールを開始します。
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# java -jar forge-1.12.2-14.23.5.2854-installer.jar nogui --installServer |
無事インストールできたら、ディレクトリ内に作成された「forge-1.12.2-14.23.5.2854.jar」のファイル名を変更しておきます。
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# mv forge-1.12.2-14.23.5.2854.jar minecraft_server.jar |

次のコマンドを(初めて)入力すると、
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# java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui |
「Failed to load eula.txt」というエラーが発生すると思いますので、そのディレクトリ内に作成されました「eula.txt」を編集します。
編集には、標準で入っている「viエディタ」を使います。
次のコマンドで「eula.txt」をviエディタで開き、
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# vi eula.txt |
そして、キーボードの「i」キーを押して文字入力モードにします。その後、上下左右キーを使ってeula=falseの後ろまでカーソル位置を進め、「Back space」キーで「false」を削除して代わりに「true」と入力します。
あとは、「Esc」キーを押した後、「:wq」と入力してEnterボタンを押すとファイル保存できますので編集完了となります。(viエディタは慣れないと難しいですよね。。)
eulaをtrueにするとは?
「eula」をfalseからtrueにすることは、「ソフトウェア使用許諾契約に同意します」ということを意味しています。(お約束の手続きですね。)
そしてもう一度、
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# java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui |
と入力して実行するとMinecraftサーバーが立ち上がると思います。
立ち上がることが確認できましたら、「Ctrl」キー+「c」キーを同時に押して一旦サーバーを停止させておきます。
サーバーの起動が無事確認できたところで、マイクラアプリからサーバーにアクセスできるように(次のコマンドで)ファイアウォールのポート開放を実施しておきます。(※25565番がマイクラサーバーのポート番号となります。)
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# firewall-cmd --zone=public --add-port=25565/tcp |
The Twilight Forestの導入

こちらのサイトにアクセスしまして、バージョン1.12.2のThe Twilight ForestのMODファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたjarファイル(twilightforest-1.12.2-3.11.1021-universal.jar)をConoHaサーバーに転送してください。
メモ
※サーバーへの転送は、FTPソフト(WinSCP等)を用いると簡単にできます。
そして、Tera Term画面にて、(サーバーに転送した)jarファイルをmodsディレクトリに移動します。
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# mv /root/twilightforest-1.12.2-3.11.1021-universal.jar /usr/local/games/minecraft/mods |
その後、再度Minecraft Forgeサーバーを起動します。これで、modsディレクトリに置いたThe Twilight ForestのMODが読み込まれることになります。起動メッセージの途中に「twilightforest」という文字が表示されるようになっていればOKです。
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# cd /usr/local/games/minecraft # java -Xmx1024M -Xms1024M -jar minecraft_server.jar nogui |
これでサーバー側への導入・設定は完了となりますので、次はパソコンにクライアントMODを導入していきましょう。
パソコンにクライアントMODを導入する

Minecraft Forgeの導入
まずは、マインクラフトクライアントをサーバーと同じバージョン1.12.2に切り替えておきます。
パソコンのマインクラフトクライアントを起動し、画面上部にある「起動構成」をクリックします。
次に、「新規作成」をクリックし、
起動構成の作成画面にて、名前入力とバージョン選択を行い作成ボタンを押します。その際、バージョンはrelease 1.12.2を選択してください。
次に、Minecraft Forgeを導入します。こちらのサイトからバージョン1.12.2のInstallerをダウンロードします。(※Installerをクリックした後、5秒ほど待つとダウンロードが開始されます。)
ダウンロードしたInstallerを起動すると次の画面となりますので、「Install client」を選択してOKボタンを押します。(インストールは数秒で完了すると思います。)
The Twilight Forestの導入
次に、こちらのサイトにアクセスし、バージョン1.12.2のThe Twilight ForestのMODファイルをダウンロードします。
そして、ダウンロードしたMODファイル(jarファイル)をマインクラフトクライアントのmodsフォルダにコピーします。
※modsフォルダの場所は次の手順で確認できますので参考にしてください。
modsフォルダの確認方法
起動構成にある「forge」の右横の「・・・」にある「編集」をクリック後、ゲームディレクトリの「参照」をクリック。表示されるゲームディレクトリの配下に「mods」フォルダがあります。
これでクライアント側への導入・設定も完了となります。次はいよいよ動作確認に移りたいと思います。
ConoHaサーバーでマルチプレイできるか試してみる

まずはマインクラフトクライアントを起動し、プロファイルにて先ほど導入した『forge1.12.2』を選択し、プレイボタンを押します。(※forgeが見つからない場合は、マインクラフトクライアントを再起動してみてください。)
次に、クライアントModが無事導入されているかどうかを確認するため「Mods」ボタンをクリックし、
Mod List画面の左側リストに「Minecraft Forge」と「The Twilight Forest」が表示されていることを確認します。(表示されていない場合は前の章の手順を見直してみてください。)
無事MODが導入できていることが確認できましたら、次の画面にて「マルチプレイ」ボタンをクリックします。
そして、「ダイレクト接続」ボタンをクリックし、
次のダイレクト接続画面にて、ConoHaサーバーのIPアドレスを「サーバーアドレス」欄に入力し、「サーバーに接続」ボタンを押します。
いつものマインクラフトの世界に入れましたでしょうか?(もし入れない場合は、上の手順を見直してくださいね。)
ただ、「黄昏の森」に行くためには(ちょっと探すのに苦労する)ダイヤモンドが必要となります。早く遊びたいところをぐっと我慢して探しにいきましょう。
ちなみに、ダイヤモンドは地下のY座標11付近によく埋まっていますので参考にしてくださいね。(座標などの情報は「F3」キーで表示できます。)
ようやくダイヤモンドが見つかったところでいよいよ「黄昏の国」へ。(^-^)/
行き方としては、次のように「2x2」くらいの穴を掘って水を流し込み、穴のまわりに植物(花)を植えます。そして、その水の中に(苦労して見つけた)ダイヤモンドを1個放り込むと、、、、、
画面が一瞬ピカッと光り、紫色の渦状の入り口が現れました。そしてそこに足を踏み入れると、、、、、
次のように「黄昏の森」にワープすることができました。パチパチパチ。
そして、別のパソコン(クライアントMOD導入済)から同じ『IPアドレス』に接続し、問題なく一緒の『黄昏の森』ワールドでマルチプレイできることが確認できました!!
ちょっと長くなってしまいましたが、今回の記事の目的は無事達成することができました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
ぜひ、魅力的な拡張ワールドである「黄昏の森」の中で友達とのマルチプレイを楽しんでくださいね!強いボスキャラが色々待ち受けていますよ~。(^-^)/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、『ConoHaサーバーにサーバーMODを導入して問題なくマルチプレイできるか?』をなるべく画像を使いながらやさしく解説しました(つもりです)。
「サーバーMODって難しそう、、、」って思っていた方もコツさえ分かれば意外に簡単に導入できることを実感いただけたのではないでしょうか。
せっかく友達とマルチプレイを楽しむならとことんこだわりたいですよねー。今回試しました『黄昏の森』以外にも様々なMODがありますので、あなたならではのマイクラの世界にカスタマイズして友達との絆を深めていって下さいね!(^^)/