Assetto Corsa(アセットコルサ)は、発売されてかなり経ちますが今でも根強い人気があるレースシミュレーションゲームです。
実在するスポーツカーやサーキットが忠実に再現されており、現実さながらのリアル&大迫力のドライビングを体感できるのがこのゲームの最大の特徴です。最近では、Assetto Corsaを使ったeスポーツの大会も開かれています。
このAssetto Corsaは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。
ConoHa for GAMEとは?
ConoHa for GAMEを使うことで、複数人が同じワールド上で(Assetto Corsaを)マルチプレイするために必要となるサーバーを簡単に構築することができます。
どのあたりが簡単かですが、ConoHa for GAMEではAssetto Corsa用のテンプレートイメージを提供していますので、数クリックで簡単にサーバーを構築することができちゃいます。
ちなみに、テンプレートイメージを用意してくれていないVPSを選ぶと、コンソール画面(いわゆる黒画面)でコマンドを入力してサーバーを構築する必要があります。Assetto Corsa用のサーバーをダウンロードしてインストールしたり、設定ファイルを編集したり、ポートを開放したり、、、と、慣れていない方だと結構大変だったりします。
ConoHa for GAMEでは、次の表のようにメモリサイズ毎にプランが用意されており、メモリサイズが大きいほどサーバースペック(メモリ、CPU、SSD)が高い設定となります。
Assetto Corsaは1GBプランからプレイ可能となりますが、私のおすすめは2GBプランとなります。
ConoHaサーバーのアカウント作成&プラン選択
まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐクーポンをもらう」をクリックします。
初めてご利用の方はメールアドレスとパスワード(※英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
まずは希望のプランを選択です。最初に、①並べられたアイコンの中から今回マルチプレイしたい「Assetto Corsa」を選択します。
次に、②料金タイプ(※最初は、時間課金+2GBプランで試してみるのがおすすめです)を選択し、③rootパスワード(※作成したマルチプレイサーバーにログインする際に使用します)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
ConoHa for GAMEの料金プランについて
- 時間課金は、スポット利用におすすめのプラン。1時間毎の料金制で使った分だけの支払いとなります。1ヶ月利用した場合でも月額料金を超えて支払いは発生しないので安心です。
- 長期割引パスは、1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
次はお客様情報の入力です。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)
❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市・区、町村番号)、❹に電話番号を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。次の画面の電話番号欄にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックします。
すぐに、携帯電話にショートメッセージサービスで4桁の認証コードが届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。
ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 最後はお支払い方法の選択です。
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の2種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ(事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金するやり方)
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。
❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事登録が終われば、アカウント作成&プラン選択は完了となります。お疲れさまでした。
作成したマルチプレイサーバーのIPアドレスとパスワードの確認
まずはConoHaコントロールパネルへアクセスし、(先ほど登録した)メールアドレスとパスワードを使ってログインします。(※ログイン状態の場合は本作業は不要となります。)
そして、画面上部の「GAME」タブを選択すると、サービス欄に先ほど作成したサーバーの情報が表示されていると思います。
そこに表示されている「xxx.xxx.xxx.xxx(xは数字)」がサーバーのIPアドレスですのでパソコンのメモ帳アプリやメモ用紙にでも書いておきましょう。(※ちなみに、IPアドレスの横にあるアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされますので便利ですよ。)
ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)
次のコマンドを実行し、Assetto Corsaサーバーの設定ファイルが置かれているディレクトリ(/opt/assetto_corsa/ac_server/cfg)に移動し、「server_cfg.ini」ファイルを開きます。
1 2 | # cd /opt/assetto_corsa/ac_server/cfg # vi server_cfg.ini |
そして、ファイル中の[SERVER]にある「NAME」項目と「PASSWORD」項目を設定しておきます。(※「NAME」はAccetto Corsaサーバーのサーバー名、「PASSWORD」はサーバーにログインする際に使用するパスワード、となります。)
server_cfg.iniファイルへの入力は、キーボードの「i」キーを押して文字入力モードにし、その後、上下左右キーを使って入力したい位置にカーソルを進め、「NAME=」の右横にサーバー名を「PASSWORD=」の右横にパスワードを入力します。
入力が終わったら、「Esc」キーを押下後、「:wq」と入力してEnterボタンを押すとファイル編集完了となります。(viエディタは慣れないと難しいですよね。。)
サーバー設定をこだわりたい場合は?
サーバー設定をこだわりたい場合は、本記事の後半にある「(おまけ)サーバー初期設定にこだわりたい方」の章を参考に設定してみてください。
そして、最後に下記コマンドを実行してサーバーを起動します。
1 | # systemctl --now enable assettocorsa.service |
マルチプレイを試してみよう!
Assetto Corsaアプリを持っていない場合
※お持ちのパソコンにAssetto Corsaアプリが入っていない方はSteamで購入してインストールしてくださいね。
まずはAssetto Corsaアプリを起動し、「Main Menu」を選択します。
次に、「Drive」ボタンを選択後、
画面上にある「Online」ボタンを選択します。
そして、次の画面の検索窓に(サーバーの設定ファイルに書いた)サーバー名を入力して「Enter」キーを押します。
少し待つとサーバーが見つかると思いますので、見つかったサーバーを選択します。
そして、(サーバーの設定ファイルに書いた)サーバーのパスワードを入力し、車を選択後、「join」ボタンをクリックします。
無事サーバーにログインできるとレースのエントリー画面が表示されますので、一緒にプレイする友達を待ちましょう。
そして一緒にプレイする友達に、サーバー名とサーバーのパスワードを伝え、同じようにサーバーにログインしてもらいましょう。無事ログインできれば(次の画面のように)レースにエントリーできると思います。
この状態で画面左サイドメニューの「Drive」ボタンをクリックすることでレースを開始できます。
無事マルチプレイできるようになりましたでしょうか!?
(おまけ)サーバー初期設定にこだわりたい方
まずはSteamを開き、Assetto Corsaアプリの「プロパティ」をクリックします。
そして、「ローカルファイル」メニューを表示し「参照」ボタンをクリックします。
すると、次のようなエクスプローラー画面が表示されますので、assettocorsaフォルダにある「server」フォルダを開き、
そのフォルダの中にある「acServerManager.exe」を起動します。
すると、次のようなAssetto Corsa Server Manager画面が表示されますのでお好みに合わせた設定を行います。ここでは、ドライブアシストの設定、レースの形式やコースの設定、使用できる車両の設定などを行うことができます。
そして設定が一通り終わったら、画面下にある「Export」ボタンをクリックし(設定ファイルを)デスクトップなどの分かりやすい場所に保存します。
指定した場所に「entry_list.ini」と「server_cfg.ini」が生成されますので、この2つのファイルをサーバーにアップロードします。
【参考】サーバーへのアップロード方法
サーバーへのアップロードは、WInSCPを使うと簡単にできます。
【WinSCPの使い方】
①アプリを起動後、サーバーアドレスとユーザ情報を入力しサーバーに接続。
②アップロードしたいフォルダやファイルを右側領域にドラッグ&ドロップ。
サーバーへのアップロードが終わったら、サーバーのコントロールパネル画面からコンソール画面を起動します。(その際、ログインIDはroot、パスワードはConoHaサーバー作成時に決めた文字列となります。)
そしてコンソール画面にて下記コマンドを実行し、サーバーの設定ファイルを上書きしサーバーに反映させます。
1 2 3 4 | # cd /opt/assetto_corsa/ac_server/cfg # mv ~/entry_list.ini . # mv ~/server_cfg.ini . # systemctl --now enable assettocorsa.service |
以上で今回の記事は終了となります。お疲れ様でした!(^^)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大人気レースシミュレーションゲーム『Assetto Corsa』を離れた友達とマルチプレイするためのConoHaサーバー構築手順を解説しました。
本ブログ記事を元にトライいただいた方には感じてもらえたと思いますが、ConoHa for GAMEを使えば本当に簡単にマルチプレイできる環境が作れちゃうんです。驚きですよねぇ。
リアルなドライビングを体感できる大人気レースシミュレーションゲーム「Assetto Corsa」でぜひ友達や家族と絆を深めていってくださいね!(^^)/
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