Assetto Corsa(アセットコルサ)は、発売されてかなり経ちますが今でも根強い人気があるレースシミュレーションゲームです。
実在するスポーツカーやサーキットが忠実に再現されており、現実さながらのリアル&大迫力のドライビングを体感できるのがこのゲームの最大の特徴です。最近では、Assetto Corsaを使ったeスポーツの大会も開かれています。
【PC版 Assetto Corsa】マルチプレイサーバーを XServer VPS for Game で立てる手順を解説!
つづきを見る
首都高MODを導入すれば、この動画のように(自分が走ったことがある)首都高でレースができちゃうんです。(警察に捕まることもなし。笑)
自分と友達のパソコン(クライアント)に首都高MODを導入する
Assetto Corsaアプリを持っていない場合
※お持ちのパソコンにAssetto Corsaアプリが入っていない方はSteamで購入してインストールしてくださいね。
首都高MODをインストールする
首都高MODは、首都高を再現するMODプロジェクト「Shutoko Revival Project」にアクセスし、ニックネームを入力してログインしShutoko Revival Projectチャンネルの#track_downloadsに入ります。
そして、「Download」から新しめの首都高MOD(SRP XXX.7z)をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍する(7-Zipなどの無料ツールで解凍することができます)と、「content」フォルダが生成されますので、assettocorsaフォルダにそのままコピーします。上書きしますか?、と聞かれた場合はYesでOKです。
assettocorsaフォルダの調べ方
assettocorsaフォルダが分からない場合は、次の手順で確認してください。
①Steamを開き、Assetto Corsaアプリのプロパティをクリックする。
②ローカルファイルメニューを表示し参照ボタンをクリックする。
これで首都高MODのインストールは完了となります。簡単ですね!
Custom Shaders Patchをインストールする
このCSPはAssetto Cora Content Manager(多機能なAssetto Corsaの管理ソフト)で簡単にインストールできますので、まずはContent Managerをこちらのサイトからダウンロードします。(こちらも無料となります。)
そして、ダウンロードしたContent Managerを起動し、CSPをインストールしていきます。
Content Manager起動画面にて、①SETTINGS、②CUSTOM SHADERS PATCH、③ABOUT & UPDATEの順にクリックし、④で新しめのCSPをダウンロードします。
画面中に「Updated successfully」と出ればOKです。
これでクライアント側の準備は完了です。次にマルチプレイするためのサーバーを準備していきたいと思います。
マルチプレイするためのサーバーを契約する
XServer VPS for Gameとは?
XServer VPS for Gameを使うことで、複数人が同じワールド上で(Assetto Corsaを)マルチプレイするためのサーバーを簡単に構築できます。
どのあたりが簡単かですが、XServer VPS for GameではAssetto Corsa用のテンプレートイメージを提供してくれていますので、数クリックで簡単にサーバーを構築することができちゃいます。
ちなみに、テンプレートイメージを用意してくれていないVPSを選ぶと、コンソール画面(いわゆる黒画面)でコマンドを入力してサーバーを構築する必要があります。Assetto Corsa用サーバーをダウンロードしてインストールしたり、設定ファイルを編集したり、ポートを開放したり、、、と、慣れていない方だと結構大変だったりします。
性能面では、他社のVPSよりCPU処理性能が速く、高負荷化がかかりやすいゲーム用サーバーにとっては魅力的なポイントとなっています。
また、料金面においては次の表のようにサーバースペック毎にプランが用意されており、それぞれ比較的お手軽な価格設定になっています。また、最短1カ月から契約できるのも嬉しい点となります。
※ちなみにAssetto Corsaがプレイ可能なプランは 2GBプラン以上 となっておりますのでご注意を。
XServerのアカウント作成
まずは次のキャンペーン画像から XServer VPS for Game のサイトにアクセスします。
サイトが表示されたら画面右上の「お申し込み」をクリックします。
今回は初めての申し込みを想定し、左側の「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
次に、アカウント作成の申し込みフォームが表示されますので、お客様(あなた)の情報を入力していきます。
まずは、メールアドレスとパスワードを入力し、登録区分にて「個人」を選択してください。(※パスワードはXServerの管理画面にログインする際に必要となります。)
続いて、登録者の情報(名前、住所、電話番号)を入力し、利用規約と個人情報取り扱いについて内容を確認後「次へ進む」をクリックします。
すぐに、前画面で入力したメールアドレスに確認コードが届きますので、メール本文に書かれているコードを入力します。
申込内容の確認画面が表示されますので、登録情報を確認し問題なければ「電話認証へ進む」をクリックします。
次は、本人認証のための電話認証となります。認証に使用する電話番号を入力し、「認証コードを取得する」をクリックします。
すぐに入力した電話番号に自動音声で着信がありますので、自動音声から聞いた認証コードを入力します。入力したら「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします。
無事認証が通ればアカウント作成は完了となり、次はマルチプレイサーバーの申し込みとなります。
マルチプレイサーバーの申し込み
ゲームサーバーお申し込みの画面が表示されたら必要事項を入力していきます。
「サーバー名」にはサーバーを識別しやすい任意の文字列を入力してください。
続く、「プラン」ではサーバースペックを選択します。サーバースペックを上げるとレンタル料も高額になってきます。Assetto Corsaのマルチプレイではメモリ2GB以上のプランが対象 となります。
「サーバーの契約期間」はサーバーをレンタルしたい期間を設定します。XServer VPS for Gameでは最短は1カ月からとなっております。始めから長い期間で申し込んだほうが料金も安くなりますが、心配な方は1カ月からスタートでも問題ないです。続けて使用したい場合は延長することができますので。
続いて「アプリケーション」の項目でマルチプレイしたいゲームタイトル(今回はAssetto Corsa)を選択します。バージョンは特に使用したいものがなければそのまま(最新バージョン)で問題ありません。
続いて、「rootパスワード」はサーバー管理画面にログインするために使用するパスワードを設定します。このパスワードもどこかにメモしておいてください。
そして、「XServer VPS for Game利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」の内容を確認したらチェックを入れ、「お申込内容を確認する」をクリックします。
ゲームサーバーの申込内容の確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ「お支払いへ進む」をクリックします。
次に、「お支払い方法の選択」の項目で支払方法を選択します。今回はクレジットカードを使用した例で解説します。
支払いに使用したいクレジットカード情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリックします。
クレジットカードの確認画面が表示されますので、確認後に「支払いをする」をクリックします。クレジットカードの支払い完了画面が表示されたら、サーバー契約完了です。
無事登録が終われば、マルチプレイサーバーの申し込みが完了となります。お疲れさまでした。(^_^)/
MODでマルチプレイするためのサーバー設定をする
作成したサーバーのIPアドレスの確認
それではレンタルしたサーバーのIPアドレスを確認します。XServerの管理画面から先ほどレンタルしたサーバー名の「ゲームサーバー管理」をクリックします。
選択したサーバーの情報が表示されますので、IPアドレス項目に表示されている「xxx.xxx.xxx.xxx(xは数字)」がサーバーのIPアドレスですのでパソコンのメモ帳やメモ用紙にでも書いておきましょう。(※ちなみに、IPアドレスの横にあるアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされますので便利ですよ。)
まずはサーバー側でMODファイルの転送を受け入れるための設定を行っておきます。
そして、「+パケットフィルター設定を追加する」をクリックし、
フィルターで「SSH」を選択し、「追加する」をクリックします。これでサーバー側でMODファイルの転送を受け入れるための準備が整いました。
それでは、作成したサーバーに首都高MODを使うためのサーバー設定をしていきましょう!
サーバー設定ファイルの作成&サーバーの起動
まず、Assetto Corsaアプリのインストールディレクトリにある「server」フォルダに移動します。
※Assetto Corsaアプリのインストールディレクトリが分からない場合は、「首都高MODをインストールする」の章で確認してください。
そして、serverフォルダの中にある「acServerManager.exe」を起動します。
次のようなAssetto Corsa Server Manager画面が表示されますのでお好みに合わせた設定を行います。
まずは「Settings」タブでName(サーバー名)とPassword(パスワード)を設定しておきます。Nameはサーバーを検索するときに必要となりますので分かりやすい名前を設定しておきましょう。また、Passwordはサーバーにログインする際に必要となりますのでこちらも設定しておきましょう。
また、「Tracks」タブの中で今回MOD追加しました首都高コースが選べますので選択します。(今回は、Tatsumi PAを選択します。その他に、ドライブアシストや使用できる車両なども設定できます。)
そして一通り設定が終わったら画面下にある「Export」ボタンをクリックし、デスクトップなどの分かりやすい場所にサーバー設定ファイルを書き出します。
指定した場所に「entry_list.ini」と「server_cfg.ini」が生成されますので、この2つの設定ファイルをサーバーにアップロードしてください。
【参考】サーバーへのアップロード方法
サーバーへのアップロードは、WInSCPを使うと簡単にできます。
【WinSCPの使い方】
①アプリを起動後、サーバーアドレスとユーザ情報を入力しサーバーに接続。
②アップロードしたいフォルダやファイルを右側領域にドラッグ&ドロップ。
サーバーへのアップロードが終わったら、
XServerのゲームサーバー管理画面にて、コンソールボタンをクリックしてコンソール画面を起動しサーバーにログインします。(※その際、ログインIDはroot、パスワードはサーバー作成時に決めた文字列となります。)
コンソール画面にログインできたら、下記コマンドを実行しサーバー設定ファイルを上書きし、
1 2 3 | # cd /home/steam/assetto_corsa/cfg # mv ~/entry_list.ini . # mv ~/server_cfg.ini . |
最後下記コマンドを実行してサーバーに反映させます。
1 2 | # systemctl stop assettocorsa.service # systemctl start assettocorsa.service |
マルチプレイを試してみよう!
まずはAssetto Corsaアプリを起動し、「Main Menu」を選択します。
次に、「Drive」ボタンを選択後、
画面上部にある「Online」ボタンを選択します。
そして、サーバー設定ファイルの作成時に決めたサーバー名を検索窓に入力して「Enter」キーを押します。
少し待つとサーバーが見つかると思いますので見つかったサーバーを選択後、
サーバー設定ファイルの作成時に決めたサーバーのパスワードを入力し、車を選択後、「join」ボタンをクリックします。
無事サーバーにログインできるとレースにエントリーできますので、一緒にプレイする友達を待ちます。
そして、一緒にプレイする友達にサーバー名とサーバーパスワードを伝え、同じようにサーバーにログインしてもらいましょう。無事ログインできればレースにエントリーできると思います。
これでレースを開始すれば首都高コースでマルチプレイすることができるようになると思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大人気レースシミュレーションゲーム『Assetto Corsa』に首都高MODを導入して、離れた友達とマルチプレイするためのやり方を解説しました。
本ブログ記事を元にトライいただいた方には感じてもらえたと思いますが、XServer VPS for Gameを使えば本当に簡単にマルチプレイできる環境が作れちゃうんです。驚きですよねぇ。
リアルなドライビングを体感できる「Assetto Corsa」で友達との絆を深めていってくださいね!(^^)/
オススメ記事自分専用サーバーでマルチプレイできるおすすめのドライブシミュレータゲームを紹介! つづきを見る
【Steam】専用サーバーでマルチプレイできるドライブシミュレータゲームをおすすめ紹介!