Don't Starve Together(ドント・スターブ・トゥギャザー)は、お茶目なグラフィックが目を惹く餓死しない(Don't Starve)ことが最大の目的のサバイバルゲーム。限られた食料や資源を使って建築、料理、戦闘などをこなしながら四季(特に冬が大変!)を乗り切っていかないといけません。
このDon't Starve Togetherは、PC(Steam)以外にPS4/Xbox One/Nintendo Switch向けにも展開されており、その人気の高さがうかがえます。
次の動画を見てもらえれば、Don't Starve Togetherの魅力がよくわかると思います。
このDon't Starve Togetherは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。(一人だと心細いけど仲間と一緒なら心強いですよね。笑)
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPS上にDon't Starve Together用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
ConoHaサーバーのアカウントを作成する
まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」にてアカウント作成を開始します。
次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)
❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。
まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁の認証コードが携帯電話に届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。
ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ちょっと補足
・ConoHaチャージとは、事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金(チャージ)する支払い方法。
・ConoHaカードとは、ConoHaショップやAmazonで購入したプリペイドカードをConoHa管理画面で登録する支払い方法。
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。
❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する
ConoHaのコントロールパネルにログイン後、「VPS」タブを選び、左サイドメニュー一番下にある「バージョン切替」メニューにて旧バージョン(Ver.2.0)の管理画面に切り替えておきます。
次に、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択すると、
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、サービスを「VPS」、料金タイプを「通常料金(最初はこちらがおすすめ)」、プランを「4GBプラン」、イメージタイプを「CentOS(Steam9(64bit))」を選びます。
そして、rootパスワードを入力して、右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
VPSの料金タイプについて
- 通常料金は、スポット利用におすすめのプラン。1時間毎の料金制で使った分だけの支払いとなります。1ヶ月利用した場合でも月額料金を超えて支払いは発生しないので安心です。
- VPS割引きっぷSSLセットは、ウェブサイト運用のためのSSLがセットになった1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
- VPS割引きっぷシンプルは、1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。
Don't Starve Together用マルチプレイサーバーを構築する
Don't Starve Together用サーバーのインストール
ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)
コンソール画面が起動しましたら、Don't Starve Together用サーバープログラムを導入するために必要となるSteamCMDというプログラムをダウンロードして実行します。
1 2 3 4 | # yum install -y glibc.i686 # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上でanonymousユーザーでログインし、Don't Starve Together用サーバープログラムをインストールします。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
1 2 3 4 | Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/dst_server Steam > app_update 343050 validate Steam > quit |
はてな
※app_updateで指定した「343050」はSteamで管理されているDon't Starve Together用サーバプログラムのIDを示しています。
Don't Starve Together用ポートの開放
初期状態ではDon't Starve Together用サーバーへのアクセスはファイアウォールでブロックされていますので、パソコンからアクセスできるようにファイアウォールのポートを開放しておきます。Don't Starve Togetherでは、UDPの10999番ポートを開放しておく必要があります。
1 2 | # firewall-cmd --zone=public --add-port=10999/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
Don't Starve Together用サーバートークンの取得
ゲームの製作者のサイトにアクセスしSteamユーザーでログインします。無事ログインできたら、画面上部の「GAMES」タブをクリック後、Don't Starve Togetherゲーム項目にある「Game Servers」ボタンをクリックします。
次の画面にて、①お好きなCluster Nameを入力し、②「Add New Server」ボタンをクリックします。
そして、「Configure Server」ボタンをクリック後、「DOWNLOAD SETTINGS」ボタンをクリックして(サーバートークン含む)設定ファイル一式(zip形式)をローカルのPCにダウンロードします。
ダウンロードした設定ファイル一式(zip形式)は、FTPソフトなどを使って先ほど作成したConoHaサーバーに転送します。(※ConoHaサーバー上の/rootディレクトリに転送した前提で説明を進めます。)
Don't Starve Together用サーバーの起動
1 2 3 | # ln -s /usr/lib64/libcurl.so.4 /usr/lib64/libcurl-gnutls.so.4 # cd /opt/dst_server/bin64 # ./dontstarve_dedicated_server_nullrenderer_x64 |
コンソール上に「No auth token could be found.」というメッセージが表示されサーバーの起動が中断すると思いますので、メッセージの指摘通りに先ほど取得したサーバートークンをサーバーに設定します。(※XXXXX.zipは設定ファイル一式のファイル名とします。)
1 2 3 4 5 | # cd /root/.klei/DoNotStarveTogether # mv /root/XXXXX.zip . # unzip XXXXX.zip # mv Cluster_1 Cluster_1_orig # mv XXXXX Cluster_1 |
ここで、Cluster_1フォルダにあるcluster.iniを編集しておきます。(※cluster_name(サーバー名)の変更、cluster_password(サーバーパスワード)の設定など)
再度、Don't Starve Together用サーバーを起動し、コンソール上に「Server registered via geo DNS in Sing ...」というメッセージが表示されれば待ち受けOKとなります。
1 2 | # cd /opt/dst_server/bin64 # ./dontstarve_dedicated_server_nullrenderer_x64 |
サーバー設定を変更するには?
Don't Starve Together用サーバーの設定ファイルに指定できる値についてはこちらのフォーラムの記事を参考にしてください。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイできるか試してみる
まずはDon't Starve Togetherアプリを起動したら、ウィンドウ左側にある「Browse Games」をクリックします。
次に、接続するサーバーを探していきます。次の画面にて、①右側の検索窓に(先ほど付与した)Cluster Name(クラスター名)を入力し検索、②左側のサーバー一覧画面で該当のサーバーが見つかったら選択後「Join」ボタンでサーバーに接続します。
サーバーにパスワードを設定した場合は入力し、少し待って次の画面のようにサーバーにログインできれば成功となります。お疲れ様でした。
あとは、友達にCluster Name(※パスワードを設定した場合はパスワードも)を伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。
注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、ConoHaのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、お茶目なグラフィックが目を惹くサバイバルゲーム「Don't Starve Together」を離れた友達とマルチプレイするためのConoHaサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、ConoHa VPSを使えば比較的簡単にDon't Starve Togetherでマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
手に汗握るサバイバル生活を通じて、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/
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