Barotrauma(バロトラウマ)は、木星の衛星エウロパの深く暗い深海を探索する2D潜水艦シミュレーター。プレイヤーはソナーや原子炉、武器や動力の管理をしながら、遺跡の探索や沈没した潜水艦の救助、資源採取やエイリアンとの戦闘を行います。
このBarotraumaは、2019年6月にリリースされてから少し経ちますが今なお多くのゲーマーにプレイされている人気ゲームとなっています。
次の動画を見てもらえれば、Barotraumaの魅力がよくわかると思います。
このBarotraumaは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPS上にBarotrauma用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/

ConoHaサーバーのアカウントを作成する

まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」にてアカウント作成を開始します。

次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)
❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。
まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁の認証コードが携帯電話に届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。
ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ちょっと補足
・ConoHaチャージとは、事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金(チャージ)する支払い方法。
・ConoHaカードとは、ConoHaショップやAmazonで購入したプリペイドカードをConoHa管理画面で登録する支払い方法。

今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。
❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する

ConoHaのコントロールパネルにログイン後、「VPS」タブを選び、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択します。
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、サービスを「VPS」、イメージタイプを「CentOS」を選びます。CentOSはSteam9だとSSL関連でエラーが出ますのでSteam8を選択してください。
そして、料金タイプ(※それぞれの違いは下に説明しています)、プラン(本ゲームには4GB以上がおすすめ)を選択後、rootパスワードを入力して、最後に右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
VPSの料金タイプについて
- 時間課金は、スポット利用におすすめのプラン。1時間毎の料金制で使った分だけの支払いとなります。1ヶ月利用した場合でも月額料金を超えて支払いは発生しないので安心です。
- 〇カ月(まとめトク)は、1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。

Barotrauma用マルチプレイサーバーを構築する
Barotrauma用サーバーのインストール

ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)
コンソール画面が起動しましたら、Barotrauma用サーバープログラムを導入するために必要となるSteamCMDというプログラムをダウンロードして実行します。
1 2 3 4 | # yum install -y glibc.i686 # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上でanonymousユーザーでログインし、Barotrauma用サーバープログラムをインストールします。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
1 2 3 4 | Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/barotrauma_server Steam > app_update 1026340 validate Steam > quit |
はてな
※app_updateで指定した「1026340」はSteamで管理されているBarotrauma用サーバプログラムのIDを示しています。
あとは先ほどインストールしたSteamクライアントライブラリの場所を移動させておきます。
1 2 3 | # mkdir /root/.steam # mkdir /root/.steam/sdk64 # cp /root/Steam/linux64/steamclient.so /root/.steam/sdk64 |
Barotrauma用ポートの開放

初期状態ではBarotrauma用サーバーへのアクセスはファイアウォールでブロックされていますので、パソコンからアクセスできるようにファイアウォールのポートを開放しておきます。Barotraumaでは、UDPの27015, 27016番ポートを開放しておく必要があります。
1 2 | # firewall-cmd --zone=public --add-port=27015-27016/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
Barotrauma用サーバーの起動

次のコマンドでBarotrauma用サーバープログラムをインストールしたフォルダに移動し、サーバープログラムの起動をかけます。
1 2 | # cd /opt/barotrauma_server # ./DedicatedServer -log |
「Starting the server ...」というメッセージが表示されたら起動OKとなりますので、一旦黒い画面を終了させます。
/opt/barotrauma_serverに"serversettings.xml"というファイルが生成されていると思いますので、以下の項目を設定して再度Barotrauma用サーバープログラムを起動して準備完了となります。
- name (サーバー名)
- password (サーバーパスワード)
サーバー設定を変更するには?
サーバー設定ファイルに指定できるその他の値についてはこちらのWiki(英語)を参考にしてください。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイできるか試してみる

まずはBarotraumaアプリを起動したら、「MULTIPLAYER」の「SERVER BROWSER」を選択します。
次に、SERVER BROWSER画面にて画面下部にある「DIRECT JOIN」ボタンをクリックします。
そして、次のポップアップ画面にてサーバーのIPアドレスを入力し、「JOIN」ボタンをクリックします。
サーバーパスワードを入力後、無事サーバー設定画面にログインできましたらプレイを開始して、
次のようにプレイできるようになれば成功となります。お疲れ様でした。
あとは、友達にサーバーのIPアドレス、サーバーのパスワードを伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。

注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、ConoHaのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、深く暗い深海を探索する2D潜水艦シミュレーター「Barotrauma」を離れた友達とマルチプレイするためのConoHaサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、ConoHa VPSを使えば比較的簡単にBarotraumaでマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
暗黒の潜水艦という非日常空間での協力プレイを通じて、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/

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