Among Us(アモングアス)は、宇宙船を舞台にした人狼ゲームです。村人役である「クルー」と人狼役である「インポスター」の2陣営に分かれ、ボイスチャットでプレイヤー同士がコミュニケーションを取りながら自チームの勝利を目指します。
このAmong Usは、人気Youtuberによるゲーム実況やTV番組などで取り上げられたことで人気に拍車がかかりました。
次の動画(TV番組「有吉いいeeeee!」での芸人によるバトル)を見てもらえればその魅力がよく分かると思います。
このAmong Usはアプリ標準の機能を使っても友達とプレイできますが、専用のサーバーを使った方がより快適にプレイすることができるんです。
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるXServer VPS上にAmong Us用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
XServer VPSとは?

XServer VPSを使うことで、複数人が同じワールド上で(Among Usを)マルチプレイするためのサーバーを構築できます。
XServer VPSでは、サーバー構築に必要となる管理画面やサーバー運用に必要となる環境を提供してくれています。プレイしたいゲームのサーバープログラムをダウンロードして設定する作業は必要となりますが、サーバー構築が初めての方でも比較的簡単に構築することができちゃいます。

性能面では、他社のVPSよりCPU処理性能が速く、高負荷化がかかりやすいゲーム用サーバーにとっては魅力的なポイントとなっています。

XServer VPS 公式サイトより
また、料金面においては次の表のようにサーバースペック毎にプランが用意されており、それぞれ比較的お手軽な価格設定になっています。また、最短1カ月から契約できるのも嬉しい点となります。

XServer VPS公式サイトより

XServerのアカウント作成

まずは次のキャンペーン画像から XServer VPS のサイトにアクセスします。
サイトが表示されたら画面右上の「お申し込み」をクリックします。
今回は初めての申し込みを想定し、左側の「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
次に、アカウント作成の申し込みフォームが表示されますので、お客様(あなた)の情報を入力していきます。
まずは、メールアドレスとパスワードを入力し、登録区分にて「個人」を選択してください。(※パスワードはXServerの管理画面にログインする際に必要となります。)
続いて、登録者の情報(名前、住所、電話番号)を入力し、利用規約と個人情報取り扱いについて内容を確認後「次へ進む」をクリックします。
すぐに、前画面で入力したメールアドレスに確認コードが届きますので、メール本文に書かれているコードを入力します。
申込内容の確認画面が表示されますので、登録情報を確認し問題なければ「電話認証へ進む」をクリックします。
次は、本人認証のための電話認証となります。認証に使用する電話番号を入力し、「認証コードを取得する」をクリックします。
すぐに入力した電話番号に自動音声で着信がありますので、自動音声から聞いた認証コードを入力します。入力したら「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします。
無事認証が通ればアカウント作成は完了となり、次はVPSサーバーの申し込みとなります。
VPSサーバーの申し込み

VPSの申し込みの画面が表示されたら必要事項を入力していきます。
「サーバー名」にはサーバーを識別しやすい任意の文字列を入力してください。
続く、「プラン」ではサーバースペックを選択します。サーバースペックを上げるとレンタル料も高額になってきます。Among Usで遊ぶためには「メモリ2GB」プラン以上をおすすめします。
「サーバーの契約期間」はサーバーをレンタルしたい期間を設定します。XServer VPSでは最短は1カ月からとなっております。始めから長い期間で申し込んだほうが料金も安くなりますが、心配な方は1カ月からスタートでも問題ないです。続けて使用したい場合は延長することができますので。
続いて「OS」の項目で「CentOS」を選択します。バージョンは特に使用したいものがなければそのまま(最新バージョン)で問題ありません。
その下にある「rootパスワード」はサーバー管理画面にログインするために使用するパスワードを設定します。このパスワードもどこかにメモしておいてください。
最後に、「XServer VPS利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」の内容を確認したらチェックを入れ、「お申込内容を確認する」をクリックします。
VPSサーバーの申込内容の確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ「お支払いへ進む」をクリックします。
次に、「お支払い方法の選択」の項目で支払方法を選択します。今回はクレジットカードを使用した例で解説します。
支払いに使用したいクレジットカード情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリックします。
クレジットカードの確認画面が表示されますので、確認後に「支払いをする」をクリックします。クレジットカードの支払い完了画面が表示されたら、サーバー契約完了です。
無事登録が終われば、VPSサーバーの申し込みが完了となります。お疲れさまでした。(^_^)/
作成したVPSサーバーにてゲームサーバーを構築

それではレンタルしたサーバーのIPアドレスを確認します。XServerの管理画面から先ほどレンタルしたサーバー名の「VPS管理」をクリックします。
選択したサーバーの情報が表示されますので、IPアドレス項目に表示されている「xxx.xxx.xxx.xxx(xは数字)」がサーバーのIPアドレスですのでパソコンのメモ帳やメモ用紙にでも書いておきましょう。(※ちなみに、IPアドレスの横にあるアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされますので便利ですよ。)
次にサーバーにアクセスするためにパケットフィルター設定をオフしておきます(別途ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように後ほど設定します。)
VPSパネルのメニューにある「パケットフィルター設定」を選択します。
そして、パケットフィルター設定を「OFF」しておきます。
続いて、サーバープログラムをダウロードして設定・起動していきます。
XServerのVPSパネル画面にて、コンソールボタンをクリックしてコンソール画面を起動しサーバーにログインします。(※その際、ログインIDはroot、パスワードはサーバー作成時に決めた文字列となります。)
コンソール画面が起動しましたら、Among Us用サーバープログラムを導入するために必要となるライブラリとSteamCMDというプログラムを導入します。
1 2 3 | # yum install -y glibc.i686 # yum install -y vsftpd # dnf install aspnetcore-runtime-8.0 |
次に、パソコンのブラウザでこちらのサイトにアクセスし、Among Us用サーバープログラム(Impostor-Server_xxxxx_linux-x64.tar.gz)をダウンロードし、FTPソフト(WinSCPアプリなど)を使って作成したサーバーに転送します。(※Among Us用サーバープログラムのxxxxxの部分はバージョン番号となります。)
再度コンソール画面上で以下のコマンドを実行し、Among Us用サーバープログラムをサーバー上の所定のディレクトリに配置します。
1 2 3 4 | # mkdir /opt/amongus_server # cd /opt/amongus_server # mv /root/Impostor-Server_xxxxx_linux-x64.tar.gz . (root直下にAmong Us用サーバープログラムが転送された場合) # tar zxvf Impostor-Server_xxxxx_linux-x64.tar.gz |
ここで、/opt/amongus_serverに サーバー設定ファイル(config.json)が作成されていると思いますので、PublicIp項目をサーバー作成時に割り当てられたIPアドレスに書き換えておきます。

初期状態ではファイアウォールが有効になっていませんのでファイアウォールを有効化し、ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように必要となるポートのみを開放しておきます。
1 2 3 4 | # systemctl start firewalld.service # firewall-cmd --zone=public --add-port=22023/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=22023/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
ファイアウォールのポート開放が終わったところで、Among Us用サーバーをインストールしたディレクトリに移動し、Among Us用サーバーを起動させます。(※Runtimeのバージョンが古い等のエラーが出たら新しいバージョンをインストールしてください。)
1 2 | # cd /opt/amongus_server # ./Impostor.Server |
コンソール上に「Application started. Press Ctrl-C to shutdown.」というメッセージが表示されれば待ち受けOKとなります。
サーバー設定を変更するには?
Among Usサーバーの設定に関する情報はこちらのサイト(英語)が参考になりますので興味のある方は確認してみてください。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイを試してみよう!

まずは事前準備からです。パソコンのブラウザでこちらのサイトにアクセスして、サーバーIPアドレスと(お好きな)サーバー名を入力後、「Download Server File」ボタンを押下してサーバーファイル(regioninfo.json)をダウンロードします。
次に、パソコンのデスクトップ画面にて「Windowsボタン」+「Rキー」を同時に押すと「ファイル名を指定して実行」という小ウィンドウが起動しますので、そこに %APPDATA%\..\LocalLow\Innersloth\Among Us と入力して実行するとAmong Usアプリのフォルダを開きます。そのフォルダにさきほどダウンロードしたサーバーファイル(regioninfo.json)をコピーしてください。
これで事前準備が終わりましたので、Among Usアプリを起動します。次のようにトップ画面が表示されたら「ONLINE」を選択します。
次の画面にて、画面右下の表示が先ほど付与したサーバー名になっていることを確認後、HOSTメニューの「Create Game」をクリックします。
そして、画面右下にある「Confirm」ボタンをクリックしゲームを開始します。
次のように無事サーバーにログインできればとOKとなります。(ここで、画面中央下のコード(英字6文字)は友達を招待する際に必要となります。)
あとは、友達にサーバーIPアドレスとコードを伝え、同様の手順で事前準備をしてもらった後、次の手順でサーバーにログインしてもらってください。
①Among Usアプリを起動 → ②「ONLINE」を選択 → ③PRIVATE項目の「Enter Code」をクリック
④コードを入力し▶をクリック
少し待って、次のようにあなたと友達が待合室で会えればOKとなります。お疲れ様でした。

注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、XServerのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、宇宙船を舞台にした大人気人狼ゲーム「Among Us」を離れた友達とマルチプレイするためのサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、XServer VPSを使えば比較的簡単にAmong Usでマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
宇宙船を舞台にした騙し・騙され合いを通じて、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/

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