Squad(スクワッド)は、遊びやすいリアリティが特徴のミリタリー大規模対戦FPSです。このゲームは、基本は数人の分隊単位で行動し、味方と連携しながら戦うチームプレイが重視されているのが特徴です。
2015年12月に早期アクセスを開始した本作は、2022年7月には累計売上300万本を超えたと発表され(参考記事)、今なお多くのゲーマーを魅了してやまないロングセラーゲームとなっています。
次の動画を見てもらえれば、Squadの魅力がよくわかると思います。
このSquadは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。(一人だと心細いけど仲間と一緒なら心強いですよね。笑)
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPS上にSquad用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
ConoHaサーバーのアカウントを作成する
まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」にてアカウント作成を開始します。
次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)
❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。
まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁の認証コードが携帯電話に届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。
ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ちょっと補足
・ConoHaチャージとは、事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金(チャージ)する支払い方法。
・ConoHaカードとは、ConoHaショップやAmazonで購入したプリペイドカードをConoHa管理画面で登録する支払い方法。
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。
❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する
ConoHaのコントロールパネルにログイン後、「VPS」タブを選び、左サイドメニュー一番下にある「バージョン切替」メニューにて旧バージョン(Ver.2.0)の管理画面に切り替えておきます。
次に、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択すると、
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、サービスを「VPS」、料金タイプを「通常料金(最初はこちらがおすすめ)」、プランを「4GBプラン」、イメージタイプを「CentOS(Steam9(64bit))」を選びます。
そして、rootパスワードを入力して、右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
VPSの料金タイプについて
- 通常料金は、スポット利用におすすめのプラン。1時間毎の料金制で使った分だけの支払いとなります。1ヶ月利用した場合でも月額料金を超えて支払いは発生しないので安心です。
- VPS割引きっぷSSLセットは、ウェブサイト運用のためのSSLがセットになった1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
- VPS割引きっぷシンプルは、1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。
Squad用マルチプレイサーバーを構築する
ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)
コンソール画面が起動しましたら、Squad用サーバープログラムを導入するために必要となるライブラリとSteamCMDというプログラムを導入します。
1 2 3 4 | # yum -y install screen glibc libstdc++ glibc.i686 libstdc++.i686 # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上で匿名ユーザ(anonymous)としてログインし、Squad用サーバープログラムをインストールします。無事インストールできましたらSteamCMDを終了します。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
1 2 3 4 | Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/Squad Steam > app_update 403240 validate Steam > exit |
はてな
※app_updateで指定した「403240」はSteamで管理されているSquad用サーバプログラムのIDを示しています。
初期状態ではSquad用サーバーへのアクセスはファイアウォールでブロックされていますので、パソコンからアクセスできるようにファイアウォールのポートを開放しておきます。Squadでは、UDPの7787-7788番、TCP/UDPの27165-27166番、21114番を開放しておく必要があります。
1 2 3 4 5 6 | # firewall-cmd --zone=public --add-port=7787-7788/udp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=27165-27166/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=27165-27166/udp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=21114/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=21114/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
Squadサーバーを起動したいと思いますが、その前にsteamユーザーを作成して(steamユーザーに)切り替えておきます。(※rootユーザーのままではサーバーを起動できない仕様のため)
1 2 3 4 | # useradd steam # passwd steam # usermod -aG wheel steam # su steam |
最後に、Squad用サーバーをインストールしたディレクトリに移動し、(次のコマンドを実行し)Squad用サーバーを起動させます。コンソール上に重大なエラーメッセージが出ていなければサーバー起動確認完了となります。
1 2 | # cd /opt/Squad # ./SquadGameServer.sh Port=7787 QueryPort=27165 FIXEDMAXPLAYERS=80 RANDOM=NONE |
ここで、「Ctrl」+「C」キーを押して一旦Squad用サーバーをシャットダウンし、rootユーザーに切り替え、/opt/Squad/SquadGame/ServerConfig/Server.cfgのServerName項目とServerPassword項目を設定しておきます。(※ServerPassword項目が存在しない場合は新規に記述してください。)
そして、steamユーザーに切り替え、前述の手順で再度Squad用サーバーを起動させて準備完了となります。
参考
Squad用サーバーの設定に関する情報はServer Configuration - Squad Wikiのサイトをご確認ください。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイできるか試してみる
まずはSquadアプリを起動し、ウィンドウ上部にある「CUSTOM BROWSER」をクリックします。
次に、画面下部にあるFILTERで「Show empty servers」をチェックし、サーバー名を入力して(作成した)サーバーを検索します。サーバーが見つかったら選択します。(※サーバー作成直後は表示されない可能性があるので、時間が経ってまた検索してください。)
そして、ポップアップ画面が表示されたらサーバーパスワードを入力後接続を開始し、しばらく待って次の画面のようにサーバーにログインできれば成功となります。お疲れ様でした。
あとは、友達にサーバー名とパスワードを伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。
注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、ConoHaのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ロングセラーのミリタリー大規模対戦FPS「Squad」を離れた友達とマルチプレイするためのConoHaサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、ConoHa VPSを使えば比較的簡単にSquadでマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
味方と連携しながら戦うチームプレイが特徴の本ゲームで、一緒にプレイする友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/
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