Red Dead Redemption 2(レッド・デッド・リデンプション2)は、西部開拓時代末期のアメリカを舞台にした、オープンワールド型アクションアドベンチャーゲーム。極限まで追求されたクオリティにゲームということを忘れてしまうほど。
このRed Dead Redemption 2は、PC(Steam)以外にPS4/Xbox向けにも展開されており、その人気の高さがうかがえます。
次の動画を見てもらえれば、Red Dead Redemption 2の魅力がよくわかると思います。
このRed Dead Redemption 2は一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるXServer VPS上にRed Dead Redemption 2用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
XServer VPSとは?
XServer VPSを使うことで、複数人が同じワールド上で(Red Dead Redemption 2を)マルチプレイするためのサーバーを構築できます。
XServer VPSでは、サーバー構築に必要となる管理画面やサーバー運用に必要となる環境を提供してくれています。プレイしたいゲームのサーバープログラムをダウンロードして設定する作業は必要となりますが、サーバー構築が初めての方でも比較的簡単に構築することができちゃいます。
性能面では、他社のVPSよりCPU処理性能が速く、高負荷化がかかりやすいゲーム用サーバーにとっては魅力的なポイントとなっています。
また、料金面においては次の表のようにサーバースペック毎にプランが用意されており、それぞれ比較的お手軽な価格設定になっています。また、最短1カ月から契約できるのも嬉しい点となります。
XServerのアカウント作成
まずは次のキャンペーン画像から XServer VPS のサイトにアクセスします。
サイトが表示されたら画面右上の「お申し込み」をクリックします。
今回は初めての申し込みを想定し、左側の「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
次に、アカウント作成の申し込みフォームが表示されますので、お客様(あなた)の情報を入力していきます。
まずは、メールアドレスとパスワードを入力し、登録区分にて「個人」を選択してください。(※パスワードはXServerの管理画面にログインする際に必要となります。)
続いて、登録者の情報(名前、住所、電話番号)を入力し、利用規約と個人情報取り扱いについて内容を確認後「次へ進む」をクリックします。
すぐに、前画面で入力したメールアドレスに確認コードが届きますので、メール本文に書かれているコードを入力します。
申込内容の確認画面が表示されますので、登録情報を確認し問題なければ「電話認証へ進む」をクリックします。
次は、本人認証のための電話認証となります。認証に使用する電話番号を入力し、「認証コードを取得する」をクリックします。
すぐに入力した電話番号に自動音声で着信がありますので、自動音声から聞いた認証コードを入力します。入力したら「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします。
無事認証が通ればアカウント作成は完了となり、次はVPSサーバーの申し込みとなります。
VPSサーバーの申し込み
VPSの申し込みの画面が表示されたら必要事項を入力していきます。
「サーバー名」にはサーバーを識別しやすい任意の文字列を入力してください。
続く、「プラン」ではサーバースペックを選択します。サーバースペックを上げるとレンタル料も高額になってきます。Red Dead Redemption 2で遊ぶためには「メモリ4GB」プラン以上をおすすめします。
「サーバーの契約期間」はサーバーをレンタルしたい期間を設定します。XServer VPSでは最短は1カ月からとなっております。始めから長い期間で申し込んだほうが料金も安くなりますが、心配な方は1カ月からスタートでも問題ないです。続けて使用したい場合は延長することができますので。
続いて「OS」の項目で「CentOS」を選択します。バージョンは特に使用したいものがなければそのまま(最新バージョン)で問題ありません。
その下にある「rootパスワード」はサーバー管理画面にログインするために使用するパスワードを設定します。このパスワードもどこかにメモしておいてください。
最後に、「XServer VPS利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」の内容を確認したらチェックを入れ、「お申込内容を確認する」をクリックします。
VPSサーバーの申込内容の確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ「お支払いへ進む」をクリックします。
次に、「お支払い方法の選択」の項目で支払方法を選択します。今回はクレジットカードを使用した例で解説します。
支払いに使用したいクレジットカード情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリックします。
クレジットカードの確認画面が表示されますので、確認後に「支払いをする」をクリックします。クレジットカードの支払い完了画面が表示されたら、サーバー契約完了です。
無事登録が終われば、VPSサーバーの申し込みが完了となります。お疲れさまでした。(^_^)/
作成したVPSサーバーにてゲームサーバーを構築
Red Dead Redemption 2用サーバーのインストール
それではレンタルしたサーバーのIPアドレスを確認します。XServerの管理画面から先ほどレンタルしたサーバー名の「VPS管理」をクリックします。
選択したサーバーの情報が表示されますので、IPアドレス項目に表示されている「xxx.xxx.xxx.xxx(xは数字)」がサーバーのIPアドレスですのでパソコンのメモ帳やメモ用紙にでも書いておきましょう。(※ちなみに、IPアドレスの横にあるアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされますので便利ですよ。)
次にサーバーにアクセスするためにパケットフィルター設定をオフしておきます(別途ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように後ほど設定します。)
VPSパネルのメニューにある「パケットフィルター設定」を選択します。
そして、パケットフィルター設定を「OFF」しておきます。
続いて、サーバープログラムをダウロードして設定・起動していきます。
XServerのVPSパネル画面にて、コンソールボタンをクリックしてコンソール画面を起動しサーバーにログインします。(※その際、ログインIDはroot、パスワードはサーバー作成時に決めた文字列となります。)
コンソール画面が起動しましたら、Red Dead Redemption 2用サーバープログラムを導入するための事前準備を行います。
1 2 3 4 5 | # yum install git # yum install wget # mkdir /opt/redm # mkdir /opt/redm/server-files; mkdir /opt/redm/server-data # cd /opt/redm/server-files |
次に、手元のパソコンでこちらのサイトにアクセスし最新版のサーバープログラムのURLをコピーします。(※マウスの「右クリック」→「リンクのアドレスをコピー」でURLをコピーできると思います。)
そして、コンソール画面にて次のコマンドを実行してサーバープログラムをダウンロードし解凍します。
1 2 | # wget URL(コピーしたURL) # tar xf fx.tar.xz |
そして、引き続きコンソール画面にてサーバー用データをダウンロードします。
1 2 | # cd /opt/redm/server-data # git clone https://github.com/citizenfx/cfx-server-data . |
Red Dead Redemption 2用サーバー設定ファイルの作成
ベースはこちらのサイトに記載の内容を参考にさせてもらっていますが、次の内容をコピペして"server.cfg"という名前で新規ファイルを作成してください。(こちらのファイルを"/opt/redm/server-data"フォルダに配置してください。)
endpoint_add_udp "0.0.0.0:30120"
ensure spawnmanager
ensure mapmanager
ensure basic-gamemode
sets tags "default"
sets locale "root-AQ"
sets sv_projectName "Your Project Name"
sets sv_projectDesc "Your Project Description"
sv_hostname "Your Server Host Name"
add_ace group.admin command allow
add_ace group.admin command.quit deny
add_principal identifier.fivem:1 group.adminsv_endpointprivacy true
sv_maxclients 32
set steam_webApiKey ""
sv_licenseKey yourLicenceKey
そして、黒太字の部分("Your Project Name", "Your Project Description", "Your Server Host Name")をお好きな文字に変更してください。
あと、青太字の部分にはライセンスキーを記入しておく必要がありますので、こちらのサイト(※ログインが必要)にてライセンスキーを作成後、次の赤枠のライセンスキーをコピーしてyourLicenceKeyを変更してください。
Red Dead Redemption 2用ポートの開放
初期状態ではファイアウォールが有効になっていませんのでファイアウォールを有効化し、ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように必要となるポートのみを開放しておきます。
1 2 3 4 5 6 | # systemctl start firewalld.service # firewall-cmd --zone=public --add-port=30120/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=30110/udp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=30120/udp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=30130/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
Red Dead Redemption 2用サーバーの起動
Red Dead Redemption 2用サーバーデータをインストールしたフォルダに移動し、サーバープログラムの起動をかけます。
1 2 | # cd /opt/redm/server-data # /opt/redm/server-files/run.sh +exec server.cfg +set gamename rdr3 |
致命的なエラーメッセージが出ていなければ起動OKとなります。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイを試してみよう!
まずはこちらのサイトからRedM Client(RedM.exe)をダウンロードし実行すると(デスクトップ上に)次のようなアイコンができると思います。
出来上がったアイコンをダブルクリックしてRedM Clientを起動し、トップ画面にて「PLAY」ボタンをクリックします。
そして、サーバー一覧画面にて先ほど作成したサーバーをプロジェクト名(Project Name)などの情報を元に探し、見つかったらその行を選択し「connect」ボタンをクリックします。
初回接続にはかなり時間がかかるかもしれませんが、無事接続できれば次のようにサーバーにログインできると思います。
あとは、友達にプロジェクト名やサーバー名などの情報を伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。
注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、XServerのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、西部開拓時代末期のアメリカを舞台にしたオープンワールド型アクションアドベンチャー「Red Dead Redemption 2」を離れた友達とマルチプレイするためのサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、XServer VPSを使えば比較的簡単にRed Dead Redemption 2でマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
西部開拓時代でのアクションアドベンチャー体験を通じて、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/