Project Zomboidは、ゾンビがのさばる過酷な世界で、サバイバルに必要な物資を探索したり、防衛拠点を建て押し寄せるゾンビから身を守りながら、一日でも長く生き延びることを目指す究極のゾンビサバイバルRPGです。
2021年12月に大型アップデート(Build 41)が実施され、今なお世界中のゲーマーにプレイされている人気タイトルとなっています。(同時接続プレイヤー数は3万~6万人!)
次の動画を見てもらえれば、Project Zomboidの魅力がよくわかると思います。
このProject Zomboidは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。(一人だと心細いけど仲間と一緒なら心強いですよね。笑)
Project Zomboidは通常モードでも十分楽しむことができますが、せっかくなら拡張機能(MOD)を使って遊ばない手はないですよねぇ~。
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPSにMODを導入してより楽しく遊ぶための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
ConoHaサーバーのアカウントを作成する
まずは次のキャンペーン画像からConoHaのサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」にてアカウント作成を開始します。
次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(*必須と書いてあるところだけでOKです。)
❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
ちょっと補足
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。
まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁の認証コードが携帯電話に届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。
ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ちょっと補足
・ConoHaチャージとは、事前にコンビニ、銀行、クレジットカードなどで入金(チャージ)する支払い方法。
・ConoHaカードとは、ConoHaショップやAmazonで購入したプリペイドカードをConoHa管理画面で登録する支払い方法。
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明します。
❶にクレジットカードの名義、❷にカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(※クレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する
ConoHaのコントロールパネルにログイン後、「VPS」タブを選び、左サイドメニュー一番下にある「バージョン切替」メニューにて旧バージョン(Ver.2.0)の管理画面に切り替えておきます。
次に、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択すると、
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、サービスを「VPS」、料金タイプを「通常料金(最初はこちらがおすすめ)」、プランを「4GBプラン」、イメージタイプを「CentOS(Steam9(64bit))」を選びます。
そして、rootパスワードを入力して、右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
VPSの料金タイプについて
- 通常料金は、スポット利用におすすめのプラン。1時間毎の料金制で使った分だけの支払いとなります。1ヶ月利用した場合でも月額料金を超えて支払いは発生しないので安心です。
- VPS割引きっぷSSLセットは、ウェブサイト運用のためのSSLがセットになった1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
- VPS割引きっぷシンプルは、1カ月以上の利用におすすめのプラン。契約期間が長いほど割引率がアップし、期間は1カ月/3カ月/6カ月/12カ月/24カ月/36カ月から選択できます。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。
Project Zomboid用マルチプレイサーバーを構築しMODを導入する
Project Zomboid用サーバープログラムのインストール
ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)
コンソール画面が起動しましたら、Project Zomboid用サーバープログラムを導入するために必要となるSteamCMDというプログラムをダウンロードして実行します。
1 2 3 4 | # yum install -y glibc.i686 # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上で匿名ユーザ(anonymous)としてログインし、Project Zomboid用サーバープログラムをインストールします。無事インストールできましたらSteamCMDを終了します。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
1 2 3 4 | Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/PZ Steam > app_update 380870 -beta b41 multiplayer validate Steam > exit |
はてな
※app_updateで指定した「380870」はSteamで管理されているProject Zomboid用サーバプログラムのIDを示しています。
ここで、Project Zomboid用サーバーをインストールしたディレクトリに移動し、一度Project Zomboid用サーバーを起動させます。(初回起動時には、管理者用パスワードの設定が要求されますので設定しておきましょう。)
1 2 | # cd /opt/PZ # ./start-server.sh |
少し時間がかかりますが、「*** SERVER STARTED ****」というメッセージがコンソール上に表示されれば一旦サーバーを終了します。
Project Zomboid用サーバーにMODを導入する
今回はプレイ画面上にゾンビの居場所を教えてくれる便利MOD「eris_minimap(ミニマップ)」を導入することにします。
まずは、MODの導入に必要となる情報(Mod IDとWorkshop ID)をこちらのSteamサイトにて確認します。(※eris_minimapのMod IDはeris_minimap、Workshop IDは1619603097となります。)
そして、/root/Zomboid/Serverのフォルダにあるservertest.iniに(次のように)MOD IDとWorkshop IDを設定しておきます。
・Mods=eris_minimap
・WorkshopItems=1619603097
ファイアウォールのポート開放
初期状態ではProject Zomboid用サーバーへのアクセスはファイアウォールでブロックされていますので、パソコンからアクセスできるようにファイアウォールのポートを開放しておきます。(※Project Zomboidでは、UDPの8766番ポートと16261番ポートを開放しておく必要があります。)
1 2 3 | # firewall-cmd --zone=public --add-port=8766/udp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=16261-16262/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
Project Zomboid用サーバーの起動
ファイアウォールのポート開放が終わったところで、Project Zomboid用サーバーをインストールしたディレクトリに再度移動し、Project Zomboid用サーバーを起動させます。
1 2 | # cd /opt/PZ # ./start-server.sh |
少し時間がかかりますが、「*** SERVER STARTED ****」というメッセージがコンソール上に表示されればサーバー起動OKとなります。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイできるか試してみる
まずはProject Zomboidアプリを起動し、ウィンドウ左側に表示されるメニューの「JOIN」を選択します。
次に、画面右側の欄にサーバー接続情報を入力、「SAVE」ボタンをクリック後、「JOIN SERVER」にて登録したサーバーに接続します。
- 【Favorite name】お好きなサーバー名
- 【IP】サーバーIPアドレス
- 【Account Username】admin
- 【Account Password】初回サーバー起動時に設定したパスワード
初回接続時にはMODのインストールが求められますのでインストールを行い、
少し待ってサーバーにログインできればひとまずOKとなります。
そして、プレイ画面になりましたらHomeキーを押下して次の画面のようにミニマップ(eris_minimap)が起動できればOKとなります。(※Homeキーをもう一回押せばミニマップを非表示できます。)
無事MODが導入できることが確認できたところで、あとは、Adminコマンドを使って友達のアカウントを作成します。(具体的には、キーボードのTキーを押して、入力状態になったコンソール画面にて「/adduser "username" "password"」と入力・実行すればOKです。)
そして、友達にサーバーのIPアドレスと(作成した)アカウント名/パスワードを伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。
注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、ConoHaのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、大人気ゾンビサバイバルRPG「Project Zomboid」用のMODをConoHaサーバーに導入して問題なくマルチプレイできるか?を解説させてもらいました。
「MODって難しそう、、、」って思っていた方もコツさえ分かれば意外と簡単に導入できることを実感いただけたのではないでしょうか!?
せっかく友達とマルチプレイを楽しむならとことんこだわりたいですよねー。
今回試しました『eris_minimap』以外にも様々なMODがありますので、あなたならではのProject Zomboidの世界にカスタマイズして友達との絆を深めていって下さいね!(^^)/