Just Cause 3(ジャストコーズ3)は、2015年12月にスクウェア・エニックスからリリースされたオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲーム。主人公のリコ・ロドリゲスが自分の故郷、地中海の(架空の)島国・メディチ共和国を独裁者ディレベロ将軍の支配から解放するために冒険を繰り広げる。
このJust Cause 3は、PC(Steam)以外にPS4/Xbox One向けにも展開されており、その人気の高さがうかがえます。
次の動画を見てもらえれば、Just Cause 3の魅力がよくわかると思います。
このJust Cause 3は一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。(一人だと心細いけど仲間と一緒なら心強いですよね。笑)
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるXServer VPS上にJust Cause 3用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/
XServer VPSとは?
XServer VPSを使うことで、複数人が同じワールド上で(Just Cause 3を)マルチプレイするためのサーバーを構築できます。
XServer VPSでは、サーバー構築に必要となる管理画面やサーバー運用に必要となる環境を提供してくれています。プレイしたいゲームのサーバープログラムをダウンロードして設定する作業は必要となりますが、サーバー構築が初めての方でも比較的簡単に構築することができちゃいます。
性能面では、他社のVPSよりCPU処理性能が速く、高負荷化がかかりやすいゲーム用サーバーにとっては魅力的なポイントとなっています。
また、料金面においては次の表のようにサーバースペック毎にプランが用意されており、それぞれ比較的お手軽な価格設定になっています。また、最短1カ月から契約できるのも嬉しい点となります。
XServerのアカウント作成
まずは次のキャンペーン画像から XServer VPS のサイトにアクセスします。
サイトが表示されたら画面右上の「お申し込み」をクリックします。
今回は初めての申し込みを想定し、左側の「すぐにスタート!新規お申込み」をクリックします。
次に、アカウント作成の申し込みフォームが表示されますので、お客様(あなた)の情報を入力していきます。
まずは、メールアドレスとパスワードを入力し、登録区分にて「個人」を選択してください。(※パスワードはXServerの管理画面にログインする際に必要となります。)
続いて、登録者の情報(名前、住所、電話番号)を入力し、利用規約と個人情報取り扱いについて内容を確認後「次へ進む」をクリックします。
すぐに、前画面で入力したメールアドレスに確認コードが届きますので、メール本文に書かれているコードを入力します。
申込内容の確認画面が表示されますので、登録情報を確認し問題なければ「電話認証へ進む」をクリックします。
次は、本人認証のための電話認証となります。認証に使用する電話番号を入力し、「認証コードを取得する」をクリックします。
すぐに入力した電話番号に自動音声で着信がありますので、自動音声から聞いた認証コードを入力します。入力したら「認証してサーバー申し込みに進む」をクリックします。
無事認証が通ればアカウント作成は完了となり、次はVPSサーバーの申し込みとなります。
VPSサーバーの申し込み
VPSの申し込みの画面が表示されたら必要事項を入力していきます。
「サーバー名」にはサーバーを識別しやすい任意の文字列を入力してください。
続く、「プラン」ではサーバースペックを選択します。サーバースペックを上げるとレンタル料も高額になってきます。Just Cause 3で遊ぶためには「メモリ4GB」プラン以上をおすすめします。
「サーバーの契約期間」はサーバーをレンタルしたい期間を設定します。XServer VPSでは最短は1カ月からとなっております。始めから長い期間で申し込んだほうが料金も安くなりますが、心配な方は1カ月からスタートでも問題ないです。続けて使用したい場合は延長することができますので。
続いて「OS」の項目で「CentOS」を選択します。バージョンは特に使用したいものがなければそのまま(最新バージョン)で問題ありません。
その下にある「rootパスワード」はサーバー管理画面にログインするために使用するパスワードを設定します。このパスワードもどこかにメモしておいてください。
最後に、「XServer VPS利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」の内容を確認したらチェックを入れ、「お申込内容を確認する」をクリックします。
VPSサーバーの申込内容の確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ「お支払いへ進む」をクリックします。
次に、「お支払い方法の選択」の項目で支払方法を選択します。今回はクレジットカードを使用した例で解説します。
支払いに使用したいクレジットカード情報を入力し、「確認画面へ進む」をクリックします。
クレジットカードの確認画面が表示されますので、確認後に「支払いをする」をクリックします。クレジットカードの支払い完了画面が表示されたら、サーバー契約完了です。
無事登録が終われば、VPSサーバーの申し込みが完了となります。お疲れさまでした。(^_^)/
作成したVPSサーバーにてゲームサーバーを構築
それではレンタルしたサーバーのIPアドレスを確認します。XServerの管理画面から先ほどレンタルしたサーバー名の「VPS管理」をクリックします。
選択したサーバーの情報が表示されますので、IPアドレス項目に表示されている「xxx.xxx.xxx.xxx(xは数字)」がサーバーのIPアドレスですのでパソコンのメモ帳やメモ用紙にでも書いておきましょう。(※ちなみに、IPアドレスの横にあるアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされますので便利ですよ。)
次にサーバーにアクセスするためにパケットフィルター設定をオフしておきます(別途ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように後ほど設定します。)
VPSパネルのメニューにある「パケットフィルター設定」を選択します。
そして、パケットフィルター設定を「OFF」しておきます。
続いて、サーバープログラムをダウロードして設定・起動していきます。
XServerのVPSパネル画面にて、コンソールボタンをクリックしてコンソール画面を起動しサーバーにログインします。(※その際、ログインIDはroot、パスワードはサーバー作成時に決めた文字列となります。)
コンソール画面が起動しましたら、Just Cause 3用サーバープログラムを導入するために必要となるライブラリとSteamCMDというプログラムを導入します。
1 2 3 4 | # yum install -y glibc.i686 # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上で匿名ユーザ(anonymous)としてログインし、Just Cause 3用サーバープログラムをインストールします。無事インストールできましたらSteamCMDを終了します。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
1 2 3 4 | Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/justcause3_server Steam > app_update 619960 validate Steam > exit |
はてな
※app_updateで指定した「619960」はSteamで管理されているJust Cause 3用サーバプログラムのIDを示しています。
初期状態ではファイアウォールが有効になっていませんのでファイアウォールを有効化し、ゲーム用サーバーへの接続のみ許すように必要となるポートのみを開放しておきます。
1 2 3 4 | # systemctl start firewalld.service # firewall-cmd --zone=public --add-port=4202/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=4200-4202/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
そして、Just Cause 3用サーバープログラムをインストールしたフォルダに移動し、サーバープログラムを起動したら一旦終了させます。
1 2 | # cd /opt/justcause3_server # ./Server |
/opt/justcause3_serverにサーバー設定ファイル(config.json)が生成されていると思いますので、name(サーバー名)、password(サーバーパスワード)などを設定した後、再度Just Cause 3用サーバーを起動させます。(※ここで致命的なエラーが出ていなければOKとなります。)
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していきましょう。
マルチプレイを試してみよう!
まずはJust Cause 3: Multiplayer Modアプリを起動し、サーバーの「IPアドレス:ポート番号」を入力しCONNECTボタンをクリックします。(※ポート番号は、デフォルト設定だと4200となります。)
そして次の画面にて、サーバーのパスワードを入力しCONNECTボタンをクリックします。
すこし待ち、次の画面のようにサーバーにログインできれば成功となります。お疲れ様でした。
あとは、友達にサーバーのIPアドレス、ポート番号、パスワードを伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。
注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、XServerのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、地中海の(架空の)島国・メディチ共和国を舞台にしたオープンワールド型のアクションアドベンチャーゲーム「Just Cause 3」を離れた友達とマルチプレイするためのサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、XServer VPSを使えば比較的簡単にJust Cause 3でマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
手に汗握るアクションアドベンチャーにより、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/