Rust(ラスト)は、オープンワールドを舞台とした過酷なサバイバルFPS。裸一貫でゲームが始まり、飢えや渇き、寒さの対策をしつつ、限られた資源を集め、その資源を使って武器や道具、拠点を作っていく。そして、大自然や敵と格闘しながら本ゲーム最大の目的である「生き残ること」を目指します。
このRustは、(2022年1月に)販売本数1200万本を突破したということからもその人気の高さがうかがえます。(参考記事)
次のオフィシャル動画を見てもらえれば、Rustの魅力がよくわかると思います。(超ハイクオリティなグラフィックで再現された世界は圧巻ですよ。w)
このRustは一人でも十分楽しめますが、友達同士で同じワールド上で一緒にプレイする(マルチプレイする)ことでより一層楽しむことができるんです。(友達と一緒にプレイすると面白さも倍増ですよね。)
そこで今回は、管理人おススメのレンタルサーバーであるConoHa VPS上にRust用サーバーを構築して離れた友達とマルチプレイするための環境を作ってみたいと思います!(^-^)/

ConoHaサーバーのアカウントを作成する

まずは下記よりConoHaのWebサイトにアクセスし、「今すぐお申し込み(or 今すぐクーポンをもらう)」にてアカウント作成を開始します。

次のようなアカウント作成画面になりますので、アカウント情報を入力してください。(必須と書いてあるところだけでOKです。)

❶に氏名、❷に生年月日、❸に住所(国、郵便番号、都道府県、市区、町村番号)、❹にメールアドレス、❺にパスワード(英大文字と英小文字ならびに数字を最低1文字以上ずつ混在させた9文字以上70文字以内の文字列)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
アカウント情報の入力が完了すると次は本人確認となります。
本人確認の方法は、「電話認証」か「SMS認証」を選べます。
SMSとは?
SMSとは「ショートメッセージサービス」の略で、電話番号宛てにチャット形式でメッセージのやり取りができるサービスのことです。
今回はSMS認証の場合で説明していきたいと思います。

まずは「電話番号欄」にお持ちの携帯電話(スマホ)の電話番号を入力し、「SMS認証」ボタンをクリックするとショートメッセージサービスで4桁のConoHa認証コードが携帯電話にすぐに届きます。次のような感じですね。
そして届いた4桁の数字を(下の図の)認証コード欄に入力し、「送信」ボタンを押して認証が完了すれば本人確認完了となります。

ここまではノンストップでいけますよね。(^-^) 次はお支払い方法の選択となります!
ちなみに
ちなみに、次のお支払い方法を選択しても、お試し期間の10日間以内の利用でしたら費用引き落としはされませんのでご安心を!
お支払いは次の3種類から選ぶことになります。
- クレジットカード払い
- ConoHaチャージ
- ConoHaカード
ConoHaチャージとは、事前にチャージを入金してサービスの利用が可能となる、前払いタイプの支払い方法です。入金手段はコンビニ、銀行、クレジットカードなどで支払いできます。
ConoHaカードとは、カードに記載のクーポンコードをコントロールパネル画面で入力するだけで、購入金額分をサービス料金の支払いに利用できるプリペイドカードのことです。ConoHaのウェブサイトやAmazonなどで購入可能となっております。(次のようなカードになります。)
今回は、代表的な支払い方法である「クレジットカード払い」を選択した場合で説明していきます。

❶にクレジットカードの名義、❷にクレジットカード番号、❸に有効期限、❹にセキュリティーコード(次の図で示すクレジットカード裏面のサインパネル右上に印字されている7桁の数字のうち下3桁)を入力後、「次へ」ボタンを押してください。
無事支払い方法の登録が終われば、アカウント作成は完了となります。
ConoHaサーバーを作成する

ConoHaのコントロールパネルにログインし、「VPS」タブを選び、左サイドメニューの「サーバー追加」を選択します。
次のような「サーバー申し込み画面」が表示されるので、リージョンを「東京」、サービスを「VPS」、プランを「8GBプラン」、イメージタイプを「CentOS(Steam9(64bit))」を選びます。
そして、rootパスワードを入力して、右側の「追加ボタン」をクリックしてサーバー追加完了となります。(約10秒くらいでサーバーの追加処理が完了します。)
メモ
※Rust用サーバーは8GB以上のメモリが推奨されているため(参考サイト)、今回は8GBプランを選択します。
無事サーバーの追加ができたところで、割り振られたサーバーの『IPアドレス』を確認しておきたいと思います。
左サイドメニューの「サーバー」を選んだ後に、サーバーリストに今回追加したサーバーが表示されると思いますので「ネームタグ」を選択します。
そして、その画面に「IPアドレス」という項目がありますので、この数字をどこかにメモしておきましょう。

Rust用マルチプレイサーバーを構築する

ConoHaのコントロールパネル画面にある「コンソールアイコン」をクリックしてコンソール画面を起動します。その際、ログインIDは"root"、パスワードは先ほど決めた文字列となります。(※Tera TermなどのアプリログインしてもOKです。)

コンソール画面が起動しましたら、Rust用サーバープログラムを導入するために必要となるライブラリとSteamCMDというプログラムを導入します。
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# yum install -y glibc.i686 # yum install --downloadonly --downloaddir=/var/tmp/ libstdc++.i686 # rpm -ivh --force --nodeps /var/tmp/libstdc++-<VERSION>.i686.rpm # mkdir ~/Steam; cd ~/Steam # curl -sqL "https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz" | tar zxvf - # ./steamcmd.sh |
次に、起動したSteamモード上で匿名ユーザ(anonymous)としてログインし、Rust用サーバープログラムをインストールします。無事インストールできましたらSteamCMDを終了します。(※force_install_dir実行後に「Please use force_install_dir before logon!」と表示されるかもしれませんが、無視してもらってOKです。)
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Steam > login anonymous Steam > force_install_dir /opt/rust_srv Steam > app_update 258550 validate Steam > exit |
はてな
※app_updateで指定した「258550」はSteamで管理されているRust用サーバプログラムのIDを示しています。

初期状態ではRust用サーバーへのアクセスはファイアウォールでブロックされていますので、パソコンからアクセスできるようにファイアウォールのポートを開放しておきます。Rustでは、TCP/UDPの28015-28016番を開放しておく必要があります。
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# firewall-cmd --zone=public --add-port=28015-28016/tcp --permanent # firewall-cmd --zone=public --add-port=28015-28016/udp --permanent # firewall-cmd --reload |
次に、さきほどインストールしたRust用サーバープログラムのあるディレクトリに移動し、起動用スクリプトを作成します。
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# cd /opt/rust_srv # vi startrust.sh |
起動用スクリプト「startrust.sh」には、以下の内容を記述します。(この際、IPAddressHereなどと書かれている箇所は先に構築したConoHaサーバー環境の情報を記述ください。)
clear while : do
exec ./RustDedicated -batchmode -nographics \
-server.ip IPAddressHere \
-server.port 28015 \
-rcon.ip IPAddressHere \
-rcon.port 28016 \
-rcon.password "rcon password here" \
-server.maxplayers 75 \
-server.hostname "My Custom Server Name" \
-server.identity "my_server_identity" \
-server.level "Procedural Map" \
-server.seed 12345 \
-server.worldsize 3000 \
-server.saveinterval 300 \
-server.globalchat true \
-server.description "Description Here" \
-server.headerimage "512x256px JPG/PNG headerimage link here" \
-server.url "Your Website Here"
echo "\nRestarting server...\n" done
最後に、起動用スクリプトの権限変更を行い、起動用スクリプトを実行しRust用サーバーを起動させます。
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# chmod u+x startrust.sh # ./startrust.sh |
Rust用サーバーの起動にはしばらく時間がかかりますが(約5分程度)、コンソール画面上に「Server startup complete」や「SteamServer Connected」といったメッセージが表示されたら起動完了となります。
以上でサーバー側の準備は完了となりますので、次はいよいよパソコンから接続していくことになります。
マルチプレイできるか試してみる

まずはSteamアプリを起動し、ウィンドウ左上にある「表示」をクリック後、出てきたメニューにある「サーバー」を選択します。

次に、ウィンドウ左上にある「お気に入り」タブを選択し、ウィンドウ右下の「サーバーを追加」ボタンをクリックします。

そして、ConoHaサーバー作成時にメモしましたサーバーのIPアドレスとポート番号(28015)をテキスト領域に入力し「このアドレスをお気に入りに追加」ボタンをクリックします。(※サーバーのIPアドレスとポート番号の間にはコロンを挟みます。)

次の画面のようにお気に入り登録したサーバーが表示されますので、(接続するサーバーを)選択し、ウィンドウ右下にある「接続」ボタンをクリックします。

接続できるまでしばらく待ち、次の画面のようにログインできれば成功となります。お疲れ様でした。

あとは、友達にサーバーIPアドレスとポート番号(パスワードを設定したらその情報も)を伝え、同様の手順でサーバーに接続してもらうと一緒にプレイできるようになると思います。

注意ポイント
友達とマルチプレイしていてレスポンスが遅い場合は、ConoHaのメモリプランをグレードアップするなどトライしてみてください。
ちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、オープンワールドを舞台とした過酷なサバイバルFPS「Rust」を離れた友達とマルチプレイするためのConoHaサーバー構築手順を説明しました。
本ブログ記事を元にトライしてもらった方は感じてもらえたと思いますが、ConoHa VPSを使えば比較的簡単にRustでマルチプレイできる環境が作れちゃいます。
自由で過酷な世界で繰り広げられるサバイバル体験を通じ、友達や家族との絆を深めていってくださいね!(^^)/